異音がする、お湯が出ない。風呂釜の交換&リフォーム方法

風呂釜は、簡単にいえばお風呂のお湯を追い焚きしてくれる設備のこと。 最近では給湯器に押されそれほど見る機会は少なくなってきたものの、製品価格の安さなどからまだまだ現役で活躍しているご家庭もあります。 しかしながら、風呂釜は毎日使用する設備であることから、やはり劣化や経年劣化による故障が見られることもあります。今回はそうして風呂釜に故障や不具合が起きた場合、どのように対処すればよいのか、故障やユニットバスへのリフォームなど取れる選択肢についても紹介していきます。


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風呂釜の種類について


風呂釜にはいくつかの種類が存在します。ここではそれぞれの種類とその特徴について解説します。

風呂釜の種類

■BF式・バランス式風呂釜
浴室の浴槽の横にあり、室内からの外へ給排気口を通じて給排気する設備です。
メリットとしては、屋外に設備を置くタイプよりも天候の影響を受けにくく、そのため空気の汚染や故障による一酸化炭素による中毒が起きにくい点が挙げられます。また、点火に乾電池を使用するため、停電時にも使用できます。

■FF式・強制給排気
BF式と同じく浴室内に設置されているものの、給排気はともに屋外で行います。強制給排気という名前の通り、排気に関しては煙突を使用し送風機によって強制排気するのが特徴。
こちらも雨風の影響を受けにくく、不完全燃焼防止機能や追い焚き、温度設定機能などが備わっているものも多く存在します。

■RF式
屋外に設置し、屋外にて本体から直接給排気を行うため排気筒は不要です。給気や排気用のダクトを必要としない自然給気・自然排気方式ですので、効率よく運転します。目視で簡単に温度調節ができるリモコンには沸き上げブザーやタイマーも搭載。壁掛型として使用される設置フリータイプはその名の通り設置場所を選びませんので、浴室から離れたところにも取り付けることができます。据置型は浴槽の近くに壁を隔てて設置し、地面に取り付けます。

■FE式
風呂釜を浴室以外の屋内に設置するもので、浴室内以外であれば比較的自由にレイアウトできる製品もあるのが魅力。給気は室内の空気を使用しますが、排気は送風機で強制的に屋外へと空気を送るため、換気口の設置が必須となります。

■CF式
屋内に設置できるもので給気は、屋内の空気を使用。排気は排気筒によって屋外に空気を送ります。このタイプは設備の上に「バフラー」という煙突があります。
給気に関して室内の空気を使用するため、換気口は必須。さらに、排気用の煙突は、軒先よりも高い位置に設けなくてはなりません。このタイプは、気候や天候・使用方法によって、排気の逆流などが起こることなどが報告されていますので、現在このタイプを使用している場合は早急に他のタイプへと交換してください。

風呂釜の耐久年数と交換の目安

一般的に風呂釜の耐久年数は10年程度とされています。この期間を超えている場合は、交換やリフォームが必要となってきますが、それ以外にも以下のような症状が見られた場合は、風呂釜の交換を検討しましょう。

■着火しない・お湯が温まりにくくなった・急に熱湯が出るようになった
浴槽温度が低いままで上がりにくかったり、反対にシャワーから急に熱いお湯が出るようになった場合、またそもそも風呂釜に火がつかないと言う場合は、電気系統の部品や着火装置が劣化・故障していることが考えられます。

■異音がする
特に着火時に、爆発するような「ボン」という大きな音がする場合は、熱交換器の異常が考えられます。これを放置すると、風呂釜の破裂や故障につながります。

■異臭がする
風呂釜周りから焦げた匂いや玉ねぎの腐ったような匂いがする場合は、ガス漏れや不完全燃焼が起きていることが考えられます。これらは、部品の劣化などが原因と考えられます。放置すると、一酸化炭素中毒につながることもありますので、早急に交換を検討しましょう。

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風呂釜の交換方法

風呂釜の交換

故障や劣化が見られる既存の風呂釜を新しいものへと交換する場合は設備そのものを入れ替えるだけの簡単な工事となり、施工時間も2〜3時間と短い時間で行えます。ただし、CF式の風呂釜を使用している場合などは、交換する場合でも、新たな換気口の設置などが必要になる場合があり、この場合は半日〜1日程度の時間が必要です。

ユニットバスへのリフォーム

風呂釜(バランス釜)は、近年その数を減らしており、将来的な製品の供給などを見据えて、ユニットバスへのリフォームを検討するのも良い方法です。
特に、現在の風呂釜が浴室内にある場合は、ユニットバスへとリフォームすることで浴室を広く使うことができますし、ユニットバスであれば浴室の壁や床がパネルで一体化しているため掃除もしやすく、断熱性も高いお風呂が実現します。
なお、風呂釜タイプの浴室をユニットバスに変更する場合は、3〜5日ほどの期間が必要となります。

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風呂釜交換の費用と注意点

風呂釜交換の費用はどのくらい?

風呂釜を変更する場合、取り付け工事と給排水管・ガス管の取り替え、接続、リモコン交換、既存風呂釜の撤去処分などが必要です。
これらの工事の費用はおおよそ5〜10万円ほどとなります。
さらに、ここに風呂釜本体の費用(5〜15万円ほど)が必要となります。

ただし、風呂釜を浴室内に設置するものから、洗面所などの屋内に設置するものや、浴室の壁を貫通して屋外に設置するものなどに交換する場合は、既存の設備の撤去に加え、外壁の工事なども必要となるため、風呂釜の費用を含めて50万円以上のコストがかかることもあります。

風呂釜をユニットバスに交換する費用はどのくらい?

既存の風呂釜を撤去、処分し、浴室全体に手を入れたユニットバスにする場合の費用は50〜100万円程度となります。

風呂釜の交換は専門の業者に依頼しよう

「風呂釜のみの交換であれば、DIYでできるのではないか」と思われる方もいらっしゃいますが、これは間違い。風呂釜などガスを扱う設備の交換には、「ガス可とう管接続工事監督者」「給水装置工事主任技術者」「液化石油ガス設備士」「ガス機器設置スペシャリスト」「特定ガス消費機器設置工事監督者」など、それぞれの設備・使用に応じた資格が必要になります。これらの資格を持たずに工事をした場合、ガスによる中毒や、ガス漏れによる爆発や火災などの被害が発生することも考えられます。
特に、既存の風呂釜に故障や劣化が見られる場合は、その原因を明確にせずに工事を行なってしまうと重篤な事故につながることもありますので、DIYは決してせず、リフォーム会社などに相談の上、交換を依頼するようにしましょう。

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まとめ

近年ではあまり見かけなくなった風呂釜(バランス釜)式のお風呂。それでも、今なお根強い人気があり使い続けたいと言う方もいらっしゃいます。
ナサホームではこうした、風呂釜の交換のご依頼に対応するのはもちろん、浴室全体のリフォームや脱衣・洗面所などの刷新なども手がけております。風呂釜の故障にお悩みの際は、ぜひ私たちにご相談ください。交換の見積もりから、ユニットバスへのフルリフォームまで、快適な浴室をつくるための提案を行わせていただきます。