間接照明でおしゃれに暮らす。失敗しない!たった5つのポイント

間接照明と聞くと、柔らかい優しい光で部屋を照らし、おしゃれなイメージを持った照明方法です。
しかし、それが実際にはどんなものなのか知っている人は多くありません。そこで間接照明でお悩みの方の手助けになればと思い、間接照明の基本的な知識と失敗しないための5つのポイントをご紹介しています。

間接照明とは

間接照明とは、照明器具などの光源が直接見えず、それらの光源から発せられた光で天井や壁を照らし、その反射した光を明かりとして利用する照明方法の事をいいます。

間接照明の良さ

間接照明の特長は、なんといっても直接人に光を当てるのではなく、光で壁や天井を照らし間接的に部屋を明るくすることです。
光源が直接目に入ることがなく、眩しい!といったことがありません。そして、光のあたる所・あたらない所ができることで部屋に立体感が生まれ、落ち着いた雰囲気を演出するので、「リラックスしやすい」「快適な睡眠に導いてくれる」などといわれています。

間接照明の種類

間接照明といってもいくつかの種類がありますが、その中の「コーブ照明」「コーニス照明」「バランス照明」についてご紹介します。

コーブ照明

コーブ照明とは、天井を照らす間接照明の手法です。天井を明るく照らすため、天井が高く感じられる効果があります。
よく折り上げ式の天井に用いられています。ダウンライトと比べると陰影がなく、部屋全体が柔らかい雰囲気になります。

注意点

コーブ照明だけで照度を確保した場合、空間全体にめりはりがなく、ぼんやりとした雰囲気になってしまうため注意が必要です。また、細かな作業をするのであれば、照度が足りないため、ダウンライトなどのベース照明が必要です。

コーニス照明

コーニス照明とは、壁を照らす間接照明の手法です。壁やカーテンを明るく照らすことで、空間に広がりを与える効果があります。
また、天井が比較的に低い場合でも施工が可能で、高さに制限がある場合でも取り入れやすい間接照明です。

注意点

コーニス照明を取り付ける壁面には、ブラケット照明やコンセントなどを設けないように注意が必要です。これら照明器具や配線器具をコーニス照明で照らすことで、それら下に影が発生することで、コンセントが目立ってしまう場合があります。
壁面やカーテンなど、照射対象が美しく見えるように考慮する必要があります。

バランス照明

バランス照明とは、壁の天井面と下部壁面を照らし、コーブ照明とコーニス照明の中間のような位置づけとなる間接照明の手法です。2方向から照らすので影がでにくいといった効果があります。

注意点

天井や壁の素材や質感とのバランスが重要となり、バランスを考えた照明の配置計画が必要です。

間接照明で失敗しない!たった5つのポイント

間接照明で失敗しないためのポイントを5つご紹介しています。間接照明をご検討されているお客様は、これら注意点をしっかり読んでおきましょう。

1.間接照明だけにしない

間接照明は、通常の照明と明るさを比較とやや暗い印象を受けます。このため、くつろいだりする環境には向いていますが、本を読んだり、細かな作業をしたりするような環境だとすこし暗いと感じてしまいます。そういった作業をするのであれば、光量の大きい照明器具やダウンライトなどのベース照明を設置する必要があります。

POINT

おしゃれだからといって、すべての部屋を間接照明にするのではなく、くつろぐための空間(リビングや寝室)や廊下や玄関など、間接照明を使う空間を絞りましょう。

2.光源をしっかりと隠す

間接照明に使われる光源は一般的にLEDが多く、LEDを直接見てしまうと眩しく感じてしまいます。
光源がしっかり隠れていないと、せっかく間接照明で落ち着いた空間を演出しているのに、一部分の光が眩しいために全体が台無しになってしまいます。

POINT

間取りイメージをしっかり作ってから照明器具の位置や見え方を検討する必要があります。くつろぐ場所やそこからの目線など、部屋ごとに異なるためイメージするのがなかなか難しいので、リフォームアドバイザーに相談しながら決めていきましょう。

3.床や壁への光源の映り込みを防ぐ

「光源をしっかり隠す」ことと似ていますが、光源を反射させる壁や床に気をつける必要があります。
光沢のある素材を照らす場合、光源が強く映り込んでしまい、それが眩しくて気になってしまいます。

POINT

壁紙や床材を事前にしっかり検討する必要があります。
光源が映り込まない素材・質感の壁紙や床材の中から自分のイメージにあったものがあるか、リフォームアドバイザーに相談し壁紙や床材のサンプルを取り寄せてもらい、実際に確認しながら決めていきましょう。
また、天井・壁・床を暗い仕上げにしてしまうと、光源からの光がそれら面で吸収されてしまうため、反射光が少なくなり照明として照度が低くなるので注意が必要です。

4.間接照明で照らす箇所に物を置かない

間接照明は、何も障害物の無い場所を照らすことでやわらかい雰囲気を作り出せます。このため、間接照明の近くに家具やエアコンを配置してしまうと、余計な反射や影を作ってしまいます。
きれいにグラデーションする照明の場合、障害物で光が途切れきれいではありません。

POINT

間接照明をきれいに見せるためには、間接照明の周辺には物を置かないようにする必要があります。
間取りイメージが出来ていれば、間接照明の位置とエアコンの設置場所や家具の配置など事前に検討しておきましょう。

5.間接照明の掃除や光源の交換を考えておく

間接照明の掃除のし易さや、光源が故障した際の交換の仕方など事前に考えておく必要があります。
天井や天井の端に設置するような備え付けのタイプは、光源を隠すため、奥まったところに照明器具が設置されています。また、吹き抜けの上部に照明器具がある場合も、同様に、光源が故障しても自分で交換が難しいものもあります。

POINT

間接照明の設置前に、掃除・光源の交換などメンテナンス性について事前に確認しておく必要があります。
故障時の対応についても、リフォーム業者へ事前に聞いておきましょう。

間接照明リフォーム事例

リビングの間接照明事例

和室の間接照明事例

寝室の間接照明事例

お風呂の間接照明事例

洗面台の間接照明事例

トイレの間接照明事例

玄関の間接照明事例

まとめ:間接照明でおしゃれに暮らす。失敗しない!たった5つのポイント

間接照明でおしゃれな空間にするために、間接照明の良さ・種類の説明から、失敗しない5つのポイントや、間接照明を使ったリビング・和室・寝室・お風呂・洗面台・トイレ・玄関の施工事例までご紹介いたしました。
間接照明によっては、間取りイメージをしっかり作ってから、位置や見え方を検討する必要があります。

間接照明でくつろぎの空間にリフォームしたいと検討しているが、どうすれば良いのかお悩みの方も多いと思います。そんな時は弊社にご相談ください。ご相談は無料ですので「無料ご相談窓口」より、間接照明でどのような空間にしたいのか、イメージしているのかご要望を共有しながら一緒に解決していきませんか。

リフォームのイメージが漠然としている方は、店舗へのご来店をおすすめします。来店予約をしていただくとリフォームアドバイザーがご相談をうかがいながらアドバイスいたします。
来店予約も無料です。是非、間接照明でくつろぎの空間へリフォームするためにお役立てください。