もっと快適になる! 「脱衣所」リフォーム

一般的に洗面所を兼ねるケースが多いのが脱衣所です。手洗い、歯磨き、髭剃り、朝シャン、身支度、脱衣、着替え、洗濯等々。 これらが同じタイミングで重なると、混み合って家族でも気を遣うのでストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。洗面所も脱衣所も家事や生活動線の大切な場所だということを案外見過ごされてきたかもしれません。 今回の記事では、「快適な脱衣所」とはどんな脱衣所なのかを考えてみました。


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意外と多い脱衣所に関するリフォームニーズ


脱衣所は、入浴の準備、外出前後の身支度、洗濯など、利用頻度の高い場所。それだけに経年とともに不満も増えて、意外と脱衣所は家の中でもリフォームニーズの高い場所なのをご存じでしょうか。

脱衣所に起きる諸問題とは!?

■使い勝手やレイアウトの問題
脱衣所ってこんなに使い勝手が良くなかったかしらと思うことはありませんか。
小さな子どもは一日に何度も着替えるので脱衣所に服を置きたいけれど収納スペースがない。洗濯物を各部屋に運ぶのが面倒臭くなってつい脱衣所に置きっぱなし。家族に女の子がいて入浴していると歯を磨きたいのに入れない等々。
また、リビングを横切らないといけない位置だと、来客時に風呂上りの姿でお客様の前を通るのは気が引けます。

■脱衣所が洗面所を兼ねる場合の広さの問題
脱衣所が洗面所を兼ねていると、例えば朝。ママは洗濯、パパは髭剃り、娘さんは朝シャンでかなり混み合います。家族が多いと大渋滞になってみんなイライラ。

■設備や内装が劣化する問題
水回りは家の中で最も劣化しやすい場所です。キッチン、浴室、トイレ、そして洗面所がある脱衣所も。築10年以上経過してくるとフローリング材が傷んできますし、壁のめくれ、剥がれがが発生するかもしれません。

 

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快適な脱衣所を作るためには?


脱衣所は家族が毎日使う大切な場所であるだけに、どのような脱衣所だと快適なのでしょうか。

設備や内装を一新する場合

脱衣所や洗面所の設備や内装を一新することでより快適性は向上するものです。
例えば洗面台は、ゆとりのあるW900mmはほしいところ。W1,600mmも取れれば洗面台を2つにできます。
収納を考えれば、鏡面収納や吊戸、引き出しに多くのタオル等を収納できる洗面化粧台もあります。また、洗面台の横に収納棚を設ければ洗面台まわりはスッキリするでしょう。

脱衣所と洗面所を分離するという選択肢

脱衣所が洗面所を兼ねている場合、混み合う「洗面所対策」として、脱衣所を独立させるリフォームプランが人気です。洗面所の渋滞問題は解決し、脱衣所の快適性は一気に向上します。
ただ、脱衣所を独立させることのメリットはたくさんありますが、デメリットもあります。快適な脱衣所作りのために、それらをきちんと理解しておきましょう。

■脱衣所を単独で設けた場合のメリット
そもそも手や顔を洗い、歯を磨き、身支度を整え、洗濯機を回したりする洗面所と、入浴前や着替えで服を脱ぐ脱衣所が一緒なら混雑するのは当然です。
それが脱衣所を別にすれば混雑することもなく、洗面所を使う家族に気兼ねする必要もありません。家族それぞれが自分の使いたい時に使えることの快適性は最大のメリットといえます。特に女性が多い家族にとっては実感できるのではないでしょうか。
さらに来客時、洗面所に案内することもあるでしょう。そんな時、脱衣所と洗面所を分けておけば、脱いだ衣類などを見られることもなく安心です。しかも、見られたくない物を脱衣所にさっと隠せます。

■脱衣所を単独で設けた場合のデメリット
脱衣所を単独に設ける場合、そのスペースをどのように確保するかです。建物の面積を広げるのか、それができないなら他の部屋の面積を狭くして脱衣所のスペース分に当てるのか、悩ましいところです。

洗面所から脱衣所を独立させるのなら

洗面所と脱衣所を別にする方法を見ていきましょう。
■間仕切りを設置する
脱衣所と洗面所の広さは、洗濯機置き場も含めて1坪(約2畳)1,800mm×1,800mmが一般的といわれています。これより広く、脱衣所と洗面所それぞれが1.5畳ほど確保できるようなら、間仕切りを設置するのが一番簡単です。間仕切りには、壁、引き戸、アコーディオンカーテン、ロールスクリーンなどがあります。

■洗面所のほうを廊下へ移動
生活動線上、廊下に洗面所があると便利ですし、お客様もすぐに案内できます。床材には水濡れも手入れしやすいクッションフロアがおすすめです。

■もう一つ、洗面台を設ける
二世帯や家族が多いのなら、洗面台をもう1つ、リビングやベッドルームに増設するのもいいでしょう。家族用・来客用と使い分ける方もいます。脱衣所の混雑は随分と軽減されるはずです。

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脱衣所・洗面所のリフォームに必要な費用&施工期間


脱衣所や洗面所を独立させる場合、間取りを変更することになれば細かな見積もりが必要となります。ここでは、脱衣所が洗面所を兼ねている場合を中心に費用や工期をご紹介しましょう。

脱衣所・洗面所の内装や設備を交換する場合

■壁紙や床材などを貼り替える
洗面所の壁紙や床材は、湿気が多く、カビや黒ずみで劣化するのが早いので、衛生的で長持ちする防カビ機能・抗菌機能・防水機能を持つものにしましょう。色合いは明るいものを選ぶと脱衣所が広く見えます。

〔壁紙の貼り替え〕
・壁紙の施工費は1,800/㎡円程度。
・2畳ほどの脱衣所なら壁4面と天井の貼り替えに、材料費と廃棄費も合わせて4万〜6万円程度です。既存の壁紙の処分費用は1,500/㎡円程度。
・施工時間は、約4〜5時間、1日あれば完了するでしょう。
〔床材の貼り替え〕
・床材(フローリング)の施工費は17,000/㎡円程度。2畳の脱衣所だと5万~6万円程度。
・床材(クッションフロア)の施工費は4,500/㎡円程度。2畳の脱衣所なら2万円前後。
・施工期間は、およそ1日ですが、既存の床材を剥がして下地補修が必要な場合は費用も大きく変わってきますし、施工期間も5日程度は長くなります。

■脱衣所の扉を交換
狭い脱衣所の場合は引き戸がいいでしょう。
・引き戸の交換費用、約10万~15万円程度
・折れ戸の交換費用、約8万~15万円程度
・開き戸の交換費用、約5万~10万円程度

■洗面台を交換
洗面台を交換する施工費はおよそ3〜5万円程度

洗面台の価格は製品のグレードによって異なり、基本的機能が付いたスタンダードな製品なら工事費込みで20万円以下。グレードの高い製品や収納棚も設置する場合は工事費込みで50万円以上になることもあります。

脱衣所を独立させる場合の費用

■間仕切りの壁を設置
脱衣所と洗面所の間に間仕切り壁を設置する場合の施工費は10万~25万円程度。

■洗面台を廊下やリビングに設置
1階なら床面開口工事で2万円前後、配管などの設備工事が10万円前後、電気工事で5万円前後、そして洗面台を3万円前後とすると総額は20万円程度。
2階だと配管を延ばす作業が必要になるので総額30万円程度でしょう。

ナサホームの施工事例

■広々した脱衣所に、トールキャビネットを設置したエポック

スケルトンリフォームのご依頼をいただき、洗面台はトクラス「エポック」にトールキャビネットを設置し収納量が増えました。
お家全体の間取りを変更し、広々とした脱衣所が生まれました。

この施工事例の詳細はこちら

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まとめ

「快適な脱衣所」を考えた場合、独立させることが一番早道ですが、家屋の広さや間取りに制限があると悩まれることでしょう。そんな時はぜひナサホームまでご連絡を。ご家族様それぞれのご要望をお伺いし、最適なリフォームプランのご提案をさせていただきます。