これで解決!カラッと気持ち良く乾く、部屋干しリフォームのすすめ

梅雨時や花粉の時期、ウィルスへの感染リスクが高くなる冬場などは、洗濯物を家で干すという方も多いのではないでしょうか。また近年では、ご夫婦で共働きをしているなどで家で過ごす時間が夜間となることが多く、なかなか屋外に洗濯物が干せないため室内干しをしているという方も増えてきているようです。 しかし、室内で洗濯を干す際に問題となるのはやり、その乾きの悪さ。生乾きの洗濯物は匂いや雑菌の元となりますし、それをまた身につけたり使用するというのもあまり気分の良い物ではありません。こうした背景から人気が高まっているのが、室内干しをサポートする設備の数々。今回は、インテリアとしても映える室内干しの設備や乾燥設備など、屋内での洗濯・乾燥をリフォームでもっと手軽にするアイデアをご紹介します。


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生活スタイルの変化?毎年増える部屋干し派

室内干し派はどのくらい?

東京電力や洗濯乾燥機メーカーが2010年代に行った複数のアンケートでは、「天気にかかわらず屋内で洗濯物を干す」という人の割合は、概ね2割程度となっています。これは天候や地域柄に加え、仕事などの事情によって忙しさから夜間に洗濯をし、そのまま室内に干すという方も一定数いるようです。

室内干しで起こる問題

しかし、こうした「部屋干し」派の多くが、洗濯物が乾きにくい、匂いが出る、洗濯物の水分は部屋に広がるなどの問題に悩んでいるという結果も出ています。
こうした中で特に問題になるのは洗濯物の水分が室内に広がってしまうこと。特に冬場は室内の水分が、壁や天井・目地・窓などで冷やされて結露となることも。
こうした結露を放置しておくと、カビやダニの発生による健康被害を招くだけでなく、壁紙や住まいの構造部分にまで被害が及んでしまうこともあります。

快適に部屋干しをするためには?

部屋干しを行うのは決して悪い選択肢ではありません。
ただし、部屋干しを快適に、安全に、衛生的に行うためには適切な設備や方法を導入して干す必要があります。

こうした時に役立つのが、家具メーカーや住宅設備メーカが開発する、部屋干しをするための設備や建具。最近ではリフォーム時にこうした設備や建具を導入したいという方も増えてきています。

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室内干しをするための設備&道具


では実際に、部屋干しを快適にする設備にはどのようなものがあるのでしょうか。
最も簡単なのは洗濯物専用の乾燥機の導入ですが、ここでは住まいのリフォームによって実現できる3つのスタイルを紹介していきます。

住まいの天井に設置する物干しアイテム

最も安価なものが、天井や窓枠に設置するタイプの物干し竿。一般的に物干しユニットと言われるこれらの設備にはいくつもの種類があり、中には手動で、竿の高さを変更できるものや電動式で昇降でき、天井に取り付けたユニット内にすっぽりと竿が収納できるものも。
いずれのものも業者に依頼すれば半日〜1日程度おプチリフォームで設置が可能であるため、比較的導入しやすいものであると言えます。

また、材質に関してもアルミの光沢や質感を生かしたインダストリアルなものや、耐荷重性能の高いワイヤーを引き出して使うものなど、おしゃれなバリエーションも多く、住まい内装に合わせて選べる点も魅力的です。

エクステリア&サンルームなどの設置

物干しユニットではなくもっと本格的に洗濯を干せる場所が欲しいという方におすすめのリフォーム方法が、サンルームなどの設置やベランダやバルコニーに覆いや屋根をつける方法。これであれば、外の天候や飛来物などを気にせず室内干しができるようになり、お仕事で忙しく日中干しっぱなしにしても、盗難に遭う可能性も低くなります。

これらの方法に関しては過去のナサホームマガジンでも詳しくご紹介しております。

生活にひと工夫できるサンルーム!活用方法とリフォーム費用!

後付けも可能!ベランダの屋根リフォーム

浴室乾燥機の設置

室内干しで、自然乾燥をさせるのではなく乾燥機を使い洗濯物を乾かす方法として、浴室乾燥機の導入という選択肢もあります。浴室乾燥機は、本来浴室の換気やカビ予防のものですが、部屋干し用としても非常に有用です。特に花粉や黄砂の時期に、洗濯物を生乾きにならないようにしっかりと干せる点や、陰干しが必要なおしゃれ着などの乾燥において重宝します。
ただしデメリットとして、ランニングコストがかかるという点が挙げられます。
コストを抑えて洗濯物を干すのであれば、電気代の低い夜間に使用したり、洗濯物が重ならないように干すなどいくつかの工夫が必要となります。

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部屋干し設備を作るための費用は?

方法別!室内干しのためのリフォーム費用

■室内干しをするための設備&道具の設置
天井などに設置工事をする必要がある室内干しユニットの場合、本体価格は手動で物干し竿を上下させるものは1〜3万円程度。電動で上下させるものでも4〜6万円ほどが相場となります。この本体価格に加えて天井の補強とユニット設置の工事費用が2〜4万円ほど必要となります。

■サンルームやエクステリアの設置
サンルームやベランダに設ける屋根の場合、費用は面積やサンルームのユニットのグレードで大きく変わります。

サンルームの場合の相場は、150〜300万円程度。
ベランダに屋根をつける場合は、15〜50万円程度が相場となります。

ただし、こうした設備はベランダやサンルームでの日々の過ごし方を変えてくれるというメリットがありますので、室内干しという目的だけでなく広い視野から使い心地を見て判断すべきでしょう。

■浴室乾燥機の導入
浴室乾燥機には大きく分けて電気式とガス温水式の2つの種類があります。
電気式の場合は本体価格が10万円程度、ガス温水式であれば10~15万円程度となり、ここに施工費用として2〜4万円がプラスされます。

ナサホームの施工事例

■趣味のキャンプが楽しめるサンルーム!梁を生かしたLDK

風が通り抜けるように開放感のあるLDK。天井にはあえて見せ梁を施して、大きな梁を目立ちにくくさせるように意匠性にもこだわりました。サンルームは洗濯物を干すだけではなく、アウトドアが趣味のご主人のお家キャンプにも大活躍のスペースです。

この施工事例の詳細はこちら

■浴室暖房乾燥機付きのユニットバス

冷たかったタイルの浴室から、浴室暖房乾燥機付きのユニットバスにリフォームしました。

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まとめ

洗濯は毎日のように行うものですので、その作業が負担に感じられたり、家事動線的に不自由さを感じるものであると、そのストレスは非常に大きいものとなります。
ナサホームではこうした室内干しの設備や建具の設置だけでなく、家事動線から考えた物干しユニットの最適な設置場所の提案、おしゃれな物干し空間を実現するための製品選びや内装工事などもトータルに展開しております。
より快適で、洗濯や物干しが楽しくなる場所を実現するために、ぜひみなさんのお悩みやご要望をお聞かせください。