見栄えのする階段ならこれ!ストリップ階段へのリフォーム

こだわりのある住まいを作るのであれば、階段にもこだわりたいもの。特にストリップなストリップ階段はまるで宙を歩くような体験ができる、見た目も使用感も素敵な設備のひとつです。 今回はこのストリップ階段を室内に設置する際の、ポイントや注意点などを紹介してまいります。魅せるデザインで思わず誰かに自慢したくなるような住まいをお求めの方必見の、スタイリッシュな階段を住まいの中に作ってみませんか?


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室内階段の種類&材質

室内階段の定義

近年人気を博しているリビング階段。見た目がよく、また上階との行き来も簡便になることから家族とのコミュニケーションも増えると人気が高い設備ですが、こうしたリビングなどの室内に階段を作る場合はいくつかの注意点があります。

■建築上のレギュレーション
室内の階段は上り下りの安全を確保するため、建築基準法によってそのサイズが定められています。建築基準法によればそのサイズは、階段の横幅75㎝以上、蹴上げ(一段目の高さ)23㎝以下、さらに踏み面(足をのせる場所)奥行き15㎝以上。
ただしこれは一般的な階段の仕様となっていますので、お子さんやご高齢の方がいる住まいでは、蹴上をより低く、また踏み面をより深く取ることがおすすめです。

また室内階段は、手すりまたは側壁、もしくはそれに代わるものの設置が義務付けられていますので、リフォームに際してはこれらの仕様や昇降のしやすさをリフォーム会社や、家族と話し合って決めるようにしましょう。

ストリップ階段とは?

室内階段の中でも近年、特に人気が高まっているのがストリップ階段。ストリップ階段とは、踏み板とそれを支える骨組みの身によって構成された階段のことで、別名をオープン階段やストリップ階段とも称します。
多くの場合骨組みは金属製となっており、足踏みは木や金属などが使われており、現代的でスタイリッシュな見た目からリビング階段などに多く用いられています。

室内のストリップ階段で人気の高い3種類

■アイアン(スチール)
最も一般的なのがアイアン(スチール)製の階段。ストリップ階段は側壁がないことが多いため、骨組み自体に十分な強度を持たせる必要があります。鉄製の階段は、ある程度細い骨組みでも十分な強度が出せるため、ストリップ階段の材質として使うと圧迫感のない仕上がりとなります。

■アルミ
軽くしなやかで独自の光沢を持つアルミもストリップ階段の素材として人気。アイアンよりも形状を変えやすいため、直階段だけでなく螺旋階段などにも向いています。ただし、強度的にはアイアンに劣るため、骨組みはやや太くなる傾向にあります。

■ステンレス
ステンレスの強度と上品な光沢を持ち、錆に強いという特徴をもつステンレス。屋外階段にも使われるほど耐久性があるのが大きなメリットなのですが、価格的には高価となり、また商品のラインアップがそれほど多くないというのも難点となっています。

ストリップ階段として使用されることが多い階段の形状

■直階段
鉄砲階段と呼ばれる階段で、階上と階下をストレートに結びます。他の階段と比べすっきりとした見た目が特徴です。ただし、階段をかけるためにやや広めのスペースが必要になります。

■螺旋階段
中心の柱の周りを回るように、螺旋状の踏み板をつけた階段です。狭小なスペースにも設置しやすく、デザイン製にも優れています。ただし、中心よりの踏み板がやや小さくなっているため、踏み外しやすく、また階段そのものの幅も大きくしづらいため荷物を運ぶための階段としては不向きです。

■かね折れ階段
L字に階段を曲げる階段で、こちらも直階段と比べると狭小なスペースにも設置しやすいのが魅力。さらに、折れの部分に踊り場を作ることで転落時に、階下まで人が落ちてしまうのを防ぐことができます。

■折り返し階段
コの字に曲げて設置する階段を折り返し階段といいます。かね折れ階段よりもさらに狭い場所にも設置可能です。

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室内階段をストリップ階段にすると何がよいの?

ストリップ階段のメリット・デメリット

■メリット
室内の階段をストリップ階段とすることのメリットは、住空間に開放感が生まれる点。
骨組みと踏み板のみで構成されているため視界を遮りにくく、また光や風を通しやすいため室内を明るく見通しよく保つことができます。また、通常の階段は設置のために廊下などを作る必要がありますが、室内のストリップ階段であれば廊下の設置も必要ないため、空いたスペースを有効活用することができます。

■デメリット
デメリットとしては通常の階段と比べるとややコストが高くなる点が挙げられます。またストリップ階段の場合は階段の下から上が丸見えになってしまうため、設置場所に配慮が必要となります。さらに金属の骨組みのものは、昇降の音が響きやすいというデメリットもあります。

ナサホームの施工事例

■間取り変更に伴うオープン階段リフォーム

間取りを変更してオープン階段を取り付けました。以前の階段は光が入りにくく暗いイメージの空間でしたが、リフォームによって光と風通しのよい開放的な空間となりました。

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■リビングの中心におしゃれなオープン階段

やや室内が暗いとお悩みだった施主様に対して、階段をアクセントにした開放感のあるプランと、トップライトを提案いたしました。階段の手すり通して光や風が回る、くつろぎの空間が実現いたしました。

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ストリップ階段のリフォームする際の費用とは

ストリップ階段の施工にかかる費用

ストリップ階段を住まいの中に設置するための費用は、おおよそ50〜100万円程度。階段の素材や大きさ、デザインによって費用が異なってきます。各社で販売しているストリップ階段のユニットを用いると上記のような価格となりますが、リフォーム会社に依頼し、部材をうまく組み合わせた提案をしてもらうことで、40〜50万円程度の費用でもストリップ階段を取り付けることが可能となる場合もあります。

また、安全性を考えて階段のユニットだけでなく手すりの設置や踊り場の設置などを考える場合は上記の費用内で収まらない場合がありますので、まずはリフォーム会社に見積もりを取るようにしましょう。

階段のリフォームタイミングとは?

ストリップ階段のリフォームといっても、階段のみのリフォームはあまり効率的とは言えません。階段の設置のためには現場の階段の解体や、新たな階段をつけるための床の補強などの工事も必要となってきますので、リビング全体や住まいの間取り変更に合わせて、リフォームを検討しましょう。また、結婚や赤ちゃんをお迎えしたり、家族がご高齢になったりといったライフステージの変化どきも階段リフォームの検討に最適な時期。
家族が無理なく階段を使い、お互いの部屋を行き来しながらコミュニケーションをとれる、そんな階段の在り方を考えながら、リフォーム会社に相談してみましょう。

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まとめ

おしゃれなだけでなく、採光や風通しの良さの面でも優れているストリップ階段。その反面、設置にはご家族様の事情を考えた安全対策が欠かせません。
こうした階段の設置を依頼するのであれば、確かな実績があり階段以外のリフォームにも自信のある業者を選びましょう。
ナサホームには年間8,750件以上のリフォーム実績があり、その中で階段はもとより間取り変更やリビングの全面改装などの施工も数多く扱っています。
こうした実績をもとに培った技術で、ご家族様に合わせた階段を、機能・デザイン・価格などの面から一緒に考えて参ります。
安全で見栄えのする階段へのリフォームを検討中のみなさま、ぜひ私たちにご相談ください。