機能やデザインで選ぼう!廊下・階段の壁紙リフォーム

在宅時に長い時間を過ごすことの多い、リビングや寝室の壁紙は劣化などに気が付きやすいのですが、通り過ぎるだけの廊下や階段の壁や壁紙の状態には気が付きにくいもの。しかし、廊下や階段の壁紙も、他の箇所と同様に歳月と共に劣化していきます。 劣化した壁紙を放置すると、壁紙の下の壁部分に影響が及ぶことがありますし、何よりお客さまをお迎えした時などに、壁紙の剥がれなどが見えてしまうのはあまり良いことではありません。 今回は、気づきにくい廊下や壁紙のリフォームのお話。壁紙の選び方から、リフォームに際して検討したい機能性壁紙まで、詳しく解説してまいります。


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壁紙にはリフォーム時期がある


私たちは普段壁紙の寿命をあまり気にすることはありませんが、実は住まいの壁紙にも耐久年数やリフォームのタイミングがあるのです。
一般的なメーカーの壁紙の耐久年数はおおよそ10〜15年と言われており、このタイミングで張り替えるのがおすすめ。
耐久年数を過ぎた壁紙を放置すると、壁紙そのものは汚れていなくとも、壁と壁紙をつける接着剤が劣化し、壁と癒着してしまうこともあります。そうなると、もしその後壁紙が破けたり、汚れた場合に張り替えようとすると、壁紙と一緒に壁の表面も剥がれてしまうということになりかねません。
特に、普段あまり注視せず、また目立った汚れがつきにくい廊下や階段の壁紙ではこうしたことが起こりやすいため、注意が必要です。

廊下や階段の壁紙が劣化する理由

壁紙が劣化する理由は、生活する中で起こる汚れだけとは限りません。
壁紙に使われている樹脂や塩化ビニールは、熱で伸縮する性質を持っていますので、夏や冬の気温差によって伸縮を繰り返す中で、徐々にひび割れたりはがれたりすることがあります。
また、窓近くの壁紙は直射日光が当たることで色褪せたり、痛むことがあります。玄関や廊下の明かり取り用の窓周辺は、特にこうした紫外線での劣化が起こりやすい場所です。
また、家具などの移動時に壁紙に家具をぶつけて傷ができたという場合やペットが引っ掻いてしまったなどのケースで、壁紙に傷がついているとそこから埃や湿気が壁紙内部に侵入することもあります。

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壁紙選びのポイントとは?


廊下や階段の壁紙も定期的な張り替えが必要です。では、張り替えを検討する際に、どういったところに気をつければ良いのでしょうか。また住まいの印象を明るく、スタイリッシュなものにするためにはどのような壁紙を選べば良いのでしょうか。

廊下の壁紙選びはバランス&コントラストが大切

廊下や階段・玄関などはひと続きになっていることが多く、張り替える際はその全てを一気に張り替えると、バランス良く仕上がります。
この時、壁紙の色や柄にこだわると、住まいに個性が生まれます。

例えば、北欧のナチュラルスタイルを目指すのであれば、白い壁紙や淡いパステルカラーの壁紙がおすすめ。インダストリアルでちょっと重厚なブルックリンスタイルを目指すのであれば、グレー系の壁紙や思い切って、ブリックタイルを採用するのも良い方法です。
和風モダンやナチュラルなテイスト、観葉植物や窓の外に緑が多い住まいの壁紙であれば、木目調や板壁調のものも住まいの景観によく映えます。

ただし、こうした壁紙選びで大切なのはドアや玄関の小上がり、窓枠などの建具とのコントラスト。重厚な金属製のドアに北欧風のナチュラルなテイストは少しアンバランスとなりますし、反対に昔ながらの引き戸の住まいに、モダンなストライプ模様の壁紙を選ぶとちょっと不自然なものとなってしまいます。
さらに、紺色や黒は収縮色と呼ばれており、廊下や階段をこうした色で統一すると、圧迫感や狭さを感じる空間となってしまいますので注意が必要です。

アクセントクロスを使ったおしゃれなデザインも人気

廊下や階段を一色の壁紙で統一するのも良いものですが、デザインにこだわる方であれば一面やドア周りにアクセントクロスを配するのもおすすめ。
例えば、玄関の小上がりの背面だけ落ち着いた色味とし、そこから続く廊下は柔らかな白系統の壁紙にすると玄関のインパクトが強く感じられますし、反対に廊下の突き当たりにアクセントクロスを置くとシックで奥行きが感じられる住まいとなります。また、お気に入りのドアなどの建具周りをアクセントウォールにすることで、もともとの建具の印象をアップすることもできますし、ストライプ柄の壁紙を用いることで、天井を高く見せることもできます。

ご自身ではイメージが浮かばないという場合は、リフォーム業者にどういった住まいにしたいかを伝えることで、デザインの提案をしてもらえますので活用してみましょう。

ナサホームおすすめの、廊下・階段に使いたい機能性壁紙

近年ではデザインだけでなく、さまざまな機能が追加された壁紙が登場してきています。これらを効果的に用いることで、廊下や階段をより快適な空間にすることができるかもしれません。

■省エネ壁紙
省エネ壁紙と呼ばれる製品は光を拡散する機能が備わっています。廊下や階段には、採光のための窓が少ないため、こうした壁紙を使うと、空間の雰囲気を明るいものに変えることができます。

■消臭壁紙
玄関や玄関から繋がる廊下は、匂いがこもりやすいため消臭機能がある壁紙を用いるのがおすすめ。特に玄関は、お客さまの住まいに対する第一印象を決定づけるものであるため、衛生的な壁紙を採用しましょう。

■汚れ防止機能
小さいお子様やペットのいるご家庭では、引っ掻き傷や汚れに強い壁紙がおすすめ。
引っ掻き傷やいたずら書きは、壁の劣化の元。これらに強い壁紙を選ぶとともに、頻繁なお掃除を心がけることもお忘れなく。

■調湿素材
壁紙以外ではエコカラットなどの壁材を用いるリフォームもおすすめです。玄関土間の近くなど、湿気がこもりやすい場所に用いることで、結露や不快な匂いを効果的に防いでくれます。

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コスト&期間&実例からみる廊下・階段の壁紙リフォーム

廊下・階段の壁紙を張り替える際のコストは?

廊下や玄関の壁紙を張り替えるための費用はリビングなどの居室での壁紙リフォームと大きく変わることはありません。
おおよその費用は1mあたり1,200〜1,500円ほど。一戸建ての廊下や階段の壁紙を張り替える場合は、廊下や階段の広さによって異なりますが、それぞれ~10万円ほどを目安の費用として見ておくと良いでしょう。
ただし機能性壁紙を用いる場合はさらに費用が必要となりますので、こうした素材を用いる場合は詳細な見積もりをリフォーム業者にお願いするようにしましょう。
なお、張り替えに要する期間は2〜3日となります。

ナサホームのリフォーム事例

■天井のラメ感がエレガントさを演出する玄関

中古物件のご購入に伴い玄関の改装工事を行いました。廊下の壁紙と合わせるように天井に施したアクセントクロスは光に当たるとキラッと光り、エレガントな空間を演出します。

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■限られたスペースながらも収納が充実した玄関

全面改装に伴い、玄関のリフォームを行いました。収納の形を変えて必要な収納量を確保。レンガ調クロスと石目調の床がモダンでお洒落な玄関に生まれ変わりました。

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ペットなどのいるご家庭では腰壁リフォームもおすすめ

ペットのいるご家庭では、汚れや傷に強い機能性壁紙がおすすめなのですが、元気一杯のペットがいて、強い壁紙でも流石に傷がついてしまいそうという場合は、廊下に腰壁を作るのも一つの手です。過去のナサホームマガジンでも、ペットと一緒に住む住まいのリフォームについて詳しくご案内しておりますので、ぜひご確認ください。

ペットも快適に暮らすリフォーム

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まとめ

普段あまり気にしていない廊下や階段の壁紙ですが、意外と劣化や汚れなどがお客さまの目に止まってしまうことの多いもの。
廊下や階段の壁紙に傷や剥がれを発見したら、まずはナサホームにご連絡を。年間8750件を超える施工実績で培った技術を駆使して、皆様のお住まいに最適な壁紙をご提案いたします。また、壁紙と併せて照明のご相談やドア・玄関部分のリフォームのご用命も承っておりますので、お悩み事がございましたらぜひ併せてご相談ください。