独立キッチンの特徴とは?メリットとデメリットも解説

独立型キッチンというと、一昔前に流行ったというイメージですが、近年でもまた独立型キッチンが注目を集めています。最近では部屋を広く見せるためにオープンキッチンなどが主流ですが、においや汚れなどが気になり、キッチンを分けたいと考える人もいるようです。 また、料理が好きな人にとっては、たくさんのキッチングッズを収納するためにも独立キッチンの方がいいという声もあります。今回は独立キッチンの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。


この記事は約6分で読み終わります。

独立キッチンの特徴

独立キッチンとは、キッチンを壁で囲い、料理専用のスペースとして使う個室タイプのキッチンです。現在のオープンキッチンと違い、日本の家庭では独立キッチンが主流でした。

独立キッチンには、オープンキッチンにはない個室ならではの使いやすさがあり、個室全体をキッチンとして使えるので、特に調理に集中したい方やキッチングッズをたくさん収納したい方におすすめです。

目次へ

独立キッチン3つのメリット

独立キッチンにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つのメリットについて紹介します。

①キッチン回りを自由に使える

オープンキッチンでは、部屋をキッチンのためだけに使うわけにはいかないので、ほかの家具との兼ね合いでなかなか思ったようなキッチンになりませんよね。

独立キッチンなら、キッチン自体が壁で囲まれて個室化されているので、収納や冷蔵庫などのレイアウトを自分好みにすることができます。

また、オープンキッチンとは違って、テーブルなどのほかの家具に邪魔されることなく、自分に使い勝手の良いキッチンになるので、料理が好きな人にはうれしいですよね。

調理器具の都合良い配置や、インテリアにこだわるなど、キッチンを大切にしたい方にとっては、まさに自分だけのお城ができあがるともいえます。

また、純粋に調理専門の場として特化しているので飲食スペースも必要ありません。コンロやシンク下の収納スペースだけでなく、壁の収納スペースを大容量にすることができます。オープンキッチンではおさまらない収納が可能になるのです。

キッチングッズは、大きなものから細かいものまで非常にたくさんのものが必要になるため、どうしてもごちゃごちゃしてしまいがちですよね。それでも独立キッチンならすっきりと収納できるため、広い主婦層から人気があります。

②急な来客にも対応できる

急な来客というハプニングは、家を持つ誰もが一度は体験したことがあると思いますが、お客さんを通すのはダイニングやリビングであることが大半です。それなのにキッチンが散らかっていて冷や汗をかいたことはありませんか?

オープンキッチンと違い、キッチンは人の目に触れないので急な来客でも対応しやすいのがメリットです。キッチン周りはどうしても散らかってしまうものですが、散らかっていても片付けをせずにお客さんを迎えることができます。

キッチンからにじみ出る生活感を見せることもなくなるので、リビング全体がすっきりとした印象になるのも嬉しいですね。「飲み会帰りのご主人が急に同僚を連れて帰ってきた!」「急にママ友が遊びに来た!」などという日常のハプニングにも落ち着いて対処できそうです。

③においや煙を抑えられる

料理をしていると避けられないにおいや煙。毎日のことなので、壁や家具ににおいがうつらないか心配ですよね。

独立キッチンは、壁で仕切られているので、リビングやダイニングなどへにおいや煙が広がりにくく、においを気にしなくても良いというのもメリットです。

オープンキッチンでは避けてしまうような煙の多い料理なども、独立キッチンなら気にせず調理できるので、メニューのバリエーションが広がります。

また、においや煙が広がりにくいということは、リビングやダイニングに置いてあるソファやクッションなどにも、においがつきにくくなるということです。料理で出るにおいは気になり始めると止まらなくなってしまうので、においに敏感な方にはおすすめです。

目次へ

独立キッチン3つのデメリット

独立キッチンにはオープンキッチンにはないメリットがありましたが、一方でデメリットも考えておかなければなりません。ここでは、独立キッチンの3つのデメリットについてご紹介します。

①家族との会話がしづらくなってしまう

独立キッチンは別室なので、リビングやダイニングと一体となっているオープンキッチンと違い、調理中に家族とコミュニケーションが取りづらくなってしまうのが難点です。

特に共働きの方たちは、「調理中と食事中がゆっくり会話できる時間」ということもあるのではないでしょうか。また、調理中は子どもとのコミュニケーションも取りにくくなってしまうので、小さい子どもがいる場合、目を離すのも心配ですよね。

調理をしながら家族との会話を楽しむのがコミュニケーションのひとつだという方には、独立キッチンは抵抗を感じるかもしれません。

②料理を運ぶ手間がかかってしまう

独立キッチンは、ダイニングまで距離があるので、どうしてもできた料理や食器類を運ぶ手間がかかってしまうのもデメリットのひとつ。家族や料理の品数が多い場合、配膳の手間がやや負担となってしまいます。

また、冷蔵庫や電子レンジなどの家電も独立キッチンの一部に配置されていることが多いので、いったん食卓に出された料理を温め直したり、冷蔵庫からビールのおかわりを取り出したりするのが少し面倒になってしまうことも。

キッチンとダイニングを行ったり来たりしないといけないので、多少手間がかかってしまうこともあるでしょう。

③においや煙が充満してしまう

独立キッチンは、ダイニングやリビングほど広くはないので、換気がしっかりしていないとにおいや煙が充満してしまうのもデメリットです。他の部屋ににおいや煙が届かないので、その分余計にキッチンだけに残ってしまいます。

独立キッチンを考えるときは、換気のことまでしっかり考えた上で煙やにおいが充満しない設計にしてもらうのが良いでしょう。

目次へ

独立キッチンのリフォームを業者に依頼する

現在、独立キッチンを使っている場合、キッチン本体のみのリフォームであれば、相場費用は100万円前後。システムキッチンへの変更や収納スペースの新設など、内容によって異なりますが、基本的に100万円程度だと考えておけば良いでしょう。

一方で、オープンキッチンから独立キッチンに変更するなど、間取り自体から変更する場合は、上記に加えてさらに50万円から100万円程度の費用がプラスされます。

換気扇や排水などの条件によって工事内容なども異なるので、事前にそういったリフォームが可能かどうか調べてもらうことをおすすめします。

キッチンのリフォームを依頼する際は、信頼できる優良業者かどうかを見極めることが大切です。リフォーム会社を装った詐欺なども横行しているため、複数の業者に見積もり依頼をし、その費用とサービス内容を比較しましょう。

ナサホームでは、大阪を中心に、京都や兵庫などの関西圏、名古屋にて展開中!これまでの工事件数は6万件近くにのぼり、信頼と実績にも自信があります。リフォーム工事専門の業者なので、リフォームに関する知識やノウハウにおいては同業他社に引けを取りません。ぜひ一度ご相談ください。

目次へ

まとめ

今回は独立キッチンの特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。独立キッチンは配膳の手間や家族とのコミュニケーションの面では課題もありますが、料理好きな人やキッチングッズをたくさん使いたい人にはぴったりのキッチンです。集中して料理をしたい、料理環境と居住環境をきっちり分けたいという方におすすめです。