「窓」断熱で省エネリフォーム!結露を防ぎ、空調の効果もUP!!

窓は住まいの断熱を考える上で、最も重要な箇所のひとつ。 実際に、家の中の断熱の7〜8割は窓によって決まるとも言われています。夏の熱気や、冬は冷気の侵入を防ぐだけでなく、暖房効率の向上や、調湿にも関係してくる窓の断熱。 では、高気密・高断熱の住まいを作ろうと思った時に、どのような窓を選べば良いのでしょうか。今回は窓の断熱に関する基準とそのリフォームのポイントに関して解説してまいります。


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家が寒い&暑い原因は窓にあった?


住まいの中で、部屋ごとに温度や湿度が違う。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。その温度差は窓によって引き起こされているのかもしれません。

窓を断熱すると起きること

■住まいの温度が一定になる
家の中でもっとも熱が出入りするのは窓。特にアルミなどの金属でできている冊子部分は熱が伝わりやすく、夏の熱気や冬の冷気の侵入につながります。樹脂製のサッシと断熱性能の高い窓に変えることで、住まいの中の温度を一定に保つことができます。

■湿気による結露やカビ・ダニの発生を防ぐ
住まいの中の温度に差があると、家の中の水蒸気が冷たい窓や建具について結露となります・結露の水分が残ったままであるとカビの発生につながるだけでなく、ヒョウヒダニやコナダニ、マダニなどが生育しやすくなってしまいます。こうしたカビやダニは、住まいの劣化につながるだけでなく、アレルギーなどの健康被害につながることも。しっかりと熱をシャットダウンできる窓であれば、結露も生じにくく、カビやダニなどの発生も抑えられます。

■ヒートショック防止につながる
特に高齢者のご家族がいるご家庭では、お風呂などの温度差によって起こるヒートショックは命の危険につながる重大な問題。お風呂の窓の断熱性を高めることで、室温差をなくすことができればこうした問題を軽減することができます。

■暖房の効率が上がる
断熱性の高い窓で、外からの熱気や冷気が入ってこないということは、家の中で生み出した温かい空気や冷たい空気が外に逃げて行きにくいということでもあります。そのため断熱性の高い住まいの中では、クーラーや暖房の効きが良くなり、電気代の節約やクーラー病など寒暖差による体調不良が起こりにくくなります。

断熱の等級について

窓の断熱が快適な住まいを生み出す上で重要ではあるのですが、では実際にどのくらいの効果があるものが“断熱性の高い窓”といえるのでしょうか。窓の断熱性能は熱貫流率(U値)と呼ばれる、室内と室外の間の温度差を1℃とした時、窓ガラス1㎡あたりで、1時間にどのくらいの熱が通過するかを数値化したもので表され、この数値は低いほど断熱性が良いとされています。
日本ではこの性能に合わせて断熱等級が定められており、2022年までは断熱等級4最高値とされていましたが、2022年4月からより断熱性が高い基準である断熱等級5が制定されました。さらに2022年10月にはさらに上の断熱等級6と7が制定される予定となっています。
現在は、断熱等級5以上の基準に合致しているものを選ぶのが窓の断熱リフォームを考える上で重要となってきます。

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断熱性を高める窓リフォーム


実際に窓の断熱リフォームを行う場合、どのような場所に手を加えれば良いのでしょうか。

窓の断熱リフォーム方法

・内窓(二重窓)  
内窓(二重窓)が、窓の内側にもうひとつ窓を作ることで、窓と窓の間位に空気の層をつくることで断熱性を高めるというリフォームです。二重窓のメリットは、既存の窓の内側に新たに窓をつくるため、施工が比較的簡単に済むという点。さらに、防犯や防音効果も期待できます。

・ペアガラス
ペアガラスは2層の窓ガラスとサッシが一体になったもので、ガラスの間に空気の層を作り出すことで断熱するものです。断熱の仕方は2重窓と同じなのですが、2つ窓をつくるのではなく、1つの窓に複数のガラスを重ねるという点で2重窓とは異なっています。

・トリプルガラス  
ペアガラスが2枚のガラスであるのに対して、トリプルガラスは3枚のガラスが層になっています。ペアガラスよりも高い断熱性能を実現することができます。

・樹脂サッシ
熱伝導性が高い金属のサッシから、熱を通しにくい樹脂サッシに変更することでも断熱性を高めることができます。また、窓ガラスの交換とともに、サッシも併せて交換することで、より高い断熱性能を獲得することができます。

ナサホームの施工事例

■結露や断熱に配慮した住み心地のいいシンプルモダンなLDK

LDKを2重窓に変更したリフォームの事例です。お客さまはLDKで加湿器を使われることが多く、結露を気にされていました。リビングには湿気を吸収するタイルの「エコカラット」を施工し、すべての窓を二重窓にすることで断熱や結露防止を図りました。

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■断熱二重窓「インプラス」で省エネリフォーム

「大きい窓なので空調が利きづらく、掃出し窓の結露が心配なので何か提案してほしい」というご要望のお客さまに対して、トステムの断熱二重窓(内窓)インプラスを提案いたしました。

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補助金も利用可能。窓の断熱リフォームに必要なコストとは?

窓の断熱リフォームで活用できる補助金

窓の断熱リフォームは、健康に優しいだけでなく、省エネにつながり持続可能な地球環境への貢献にもつながるものです。こうした観点から、現在国自治体から、さまざまなリフォーム支援が行われています。2022年時点では、既存住宅における断熱リフォーム支援事業があり、窓・サッシの断熱リフォームに関して補助対象費用の3/1までの費用が補助されます。
ただし、こうした補助金に関しては、国や自治体によって申請可能な期間が定められていますので、リフォームを検討する際は、施工時点で利用可能な補助金があるか、環境省や自治体などの発表を確認するようにしておきましょう。
また、補助金が適応可能か、申請可能かについて、リフォーム業者に相談してみるのも一つの方法です。

窓の断熱リフォーム工事に必要な費用

実際に、窓のリフォームを行う際にどのくらいの費用が必要になるのか、おおよその施工費用をご案内します。なお、下記の費用は窓1箇所あたりのものとなります。

■内窓の取り付け :8〜15万円
■ペアガラスへの変更:5〜15万円
■トリプルガラスへ変更:10〜25万円
■樹脂サッシへの交換:5万円程度

また、上記に加えサッシを変更する際に、窓周辺の壁を撤去・補強する必要がある場合は、25〜50万円程度の費用が必要です。また窓全体を取り替える場合は、〜50万円程度の費用となります。

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まとめ

健康や冷暖房費の節約だけでなく、持続可能な地球環境を考える上でも意味がある、窓の断熱リフォーム。効果的な断熱を実現するためには、製品選びや高い技術力での施工などが必要となるため、高い技術と知識、提案力をもつリフォーム業者を選ぶ必要があります。
ナサホームでは年間8750件を超えるリフォームを手掛けており、断熱や窓に関する施工経験も豊富に揃っております。

ナサホームマガジンでは過去に、窓にまつわるさまざまなリフォームのポイント、リフォーム事例をご紹介しておりますので、本記事と併せてご確認ください。

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