ゆったり寛ぐ和室空間を、掘りごたつリフォームで実現。

ほっこりと安らげる和室ですが、中には正座やあぐらをかいて長時間過ごすというのが苦手な方もいらっしゃいます。そんな方に最適なのが掘りごたつのある和室。 掘りごたつは、テーブルのような感覚で座り、冬は暖かく、夏は畳のサラサラとした心地よい感触を味わいながら過ごせる座卓として重宝するアイテム。 近年では熱烈なファンも多く、ナサホームでも和室リフォームの際に掘りごたつの設置のご依頼を度々いただいています。 今から、リフォーム計画を立てて、心地よい掘りごたつのある和室空間をつくってみませんか?


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掘りごたつのメリット&デメリット

ちょっと品のある居酒屋さんや小料理屋で、掘りごたつがあるとホッと落ち着きます。あのゆったりと安らげる空間を、自宅の中に再現するとどういったメリット&デメリットがあるのでしょうか。

冬場の冷え対策に

掘りごたつは、こたつの一種ですから当然その使い道は冬場の暖房として。
冬場の冷たい空気は足元にたまりますので、その足元をポカポカと温められるのは嬉しい限り。冷え性の方の強い味方です。

足を下ろして座れるので疲れにくい

一般的な置きこたつは、畳やカーペットの上に座って足を組んだり、こたつの中に足を投げ出して使います。しかし、この座り方は意外と足腰に負担がかかるもの。
特に高齢の方であれば、和室に長時間座っていると、足腰に痛みを感じてしまうこともあるかもしれません。
一方、掘りごたつは椅子に座るような感覚で足を下ろして腰掛けることができるので負担が少なく、和室で過ごす時間をより快適なものにしてくれます。

夏場にしまい込む必要がない

掘りごたつは布団さえ取り払ってしまえば、通常の座卓と同じような感覚で使用することが可能です。和室に設置する場合は、足を組まないで済むため蒸れずに快適に過ごすことができます。

掘りごたつのデメリット

掘りごたつのデメリットは、掃除がしづらいこと。
足を置くスペースは窪んでいるため、埃がたまりやすくなります。これに関してはノズルの長い掃除機などで対処が可能。
もう一つは、一般的な置きこたつと比べるとやはり設置費用がかかる点が挙げられます。

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掘りごたつのリフォーム方法って?

和室に掘りごたつを設置する場合、リフォームの方法にはいくつかの種類があります。それぞれ設置にかかる期間や費用が異なっていますので、現在掘りごたつの設置を検討中の方は、住まいの形や予算に見合うものを選んでみましょう。

掘りごたつユニットを使う

最も簡単で、費用を抑えて設置できるのが、市販の掘りごたつユニットを使用する方法。小上がり式のボックスと掘りごたつを組み合わせておくだけの簡単施工で設置が可能です。工期は最短1日。
また、小上がりのユニットは収納スペースとして活用できるものが多いため、お部屋の収納が増えるのも大きなメリットです。
ただし、ユニットという特性上、小上がりに上がると天井が低く感じてしまったり、和室の上にユニットを置くことで違和感を感じてしまうことがあるかもしれません。

小上がりを作り掘りごたつを造る

掘りごたつは、本来床を下げて設置するものですが、反対に床を上げることで足を置くスペースを確保することも可能です。
この場合既存の床の上に木枠を造り、小上がりを造作してその中に掘りごたつを設置します。この方法は、マンションなど床下を掘り下げられない空間でも、施工できるのが大きなメリット。
また、掘りごたつや小上がりの大きさによっても、工期は異なりますが、電気工事と床上げを合わせても4〜5日ほどで工事が完了します。

床下を掘って掘りごたつを造る

本式の掘りごたつの設置方法が、床下を掘る方法。
この方法ではまず、畳の下にある床板やフローリングを外して、床を支える根太を取ります。そこに鋼製束を入れて支えとし、掘りごたつのヒータを組み込みます。和室に作る場合は、堀ごたつの足を収める掘り込み部分に合わせて、畳を作りはめ込んだら完成。工期としては、こちらも小上がりを造作する場合と同程度の4〜5日ほどが必要です。

ナサホームでの掘りごたつの施工事例

リビングの一角に小上がりの畳スペースを造作。施主様よりご支給いただいたこたつテ―ブルを中心に、オーダーメイドの堀ごたつを設置しました。
小上がりの床下は、収納スペースとなっており、施主様にもお喜びいただいています。

この施工事例の詳細はこちら

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掘りごたつリフォームの費用感って?

冬も夏も快適に過ごせる掘りごたつ。実際にリビングや和室の一角に掘りごたつを造る場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

リフォーム方法によって掘りごたつの設置費用は異なる

既成の小上がりユニットを用いる場合は、ユニットの費用を別にして作業費が2〜3万円ほど。小上がりユニットは15〜30万円ほどのものが多いようです。

小上がりを造って掘りごたつを設置する方法であれば、6畳ほどの空間であればおおよそ25〜30万円ほどの費用となります。ただし、こちらも小上がりの大きさや小上がりの下を収納にするか否かで、費用感は変わってくるのでリフォーム業者に相談してみましょう。

床を掘り下げて掘りごたつを設置する方法は、おおよそ30万円ほど。こちらも掘りごたつの深さや大きさによって費用は異なってきます。

掘りごたつを埋める場合の費用

設置した掘りごたつが万一不用となった場合、小上がりや掘りごたつユニットであれば撤去することが可能ですが、床を掘り下げている場合は掘り込みを埋めるための工事が必要です。

掘りごたつを埋める場合、大きく分けて2つの方法があります。
ひとつは掘り込みの上に畳などを置いて蓋をし、掘り込みをそのまま収納として活用する方法。もうひとつは掘り込みの穴の上に、床材を貼り直す方法です。
掘りごたつの上に床材を貼り直す場合の費用は、おおよそ10万円程度。これには畳の処分費用なども含まれます。

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まとめ

冬には暖かく、夏には便利に使える掘りごたつ。最近では、昔ながらの座卓タイプだけでなく、現代風のおしゃれな仕様のものも増えてきています。
高齢の方がいるご家庭はもちろん、和モダンなスタイルのお部屋を目指す方にもおすすめの掘りごたつ。
ナサホームのリフォーム件数は年間8750件。その中には、和室のリフォームや掘りごたつの設置も少なくありません。

皆様の和室づくりのご要望を伺いながら、住まいの中のデザインやレイアウト、費用感に合わせて、掘りごたつの設置方法を提案してまいります。

「ゆったりくつろげる素敵な和室が欲しい」と感じたらぜひ、私たちご相談ください。