建具のリフォームは専門家と行おう!ドア・窓・襖など建具のリフォームポイント大紹介

手頃な価格や期間でできるプチリフォームの一つとして人気が高いのが建具のリフォーム。 気軽にできるものですが、ドアや窓・ふすまなど、お部屋の印象を決定づけるリフォームであるため、住まいの雰囲気を一新したいときなどには特におすすめです。 今回は、ナサホームがこれまでに手がけてきた数々の建具リフォームの事例とともに、リフォームを成功させるためのポイントなどを詳しく解説して参ります。


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建具の種類とリフォームの基礎知識


普段よく耳にする「建具」という言葉ですが、具体的に建具とは何かと聞かれたときにその種類や役割をしっかりと答えられる方は少ないかもしれません。
リフォームを検討する前にまずは、建具についての基礎知識について学んでみましょう。

建具の種類

建具とは、住まいの内外に取り付けることで空間を仕切ることができる、可動性の設備を総称した呼び名です。具体的には、ドア・引き戸・窓・障子・ふすまなどを指します。

建具の役割

建具の主たる役割は、空間を区切ること。部屋と部屋や部屋と屋外を仕切ることで、その境目を明確にします。この上で、開閉できるものであれば人の出入りを可能にしますし、開け閉めすることで光や風、熱などの出入や循環を促進させる役割も持っています。
また、建具を閉めることでプライバシーを守り、住まいの中の財物を、侵入者などから守るという役割を果たしてくれます。

そしてなにより、現代の建具が持つ重要なポイントは、インテリアとしてのデザイン性。建具の色や、使用されている素材、形状、開閉の仕様などによってお部屋の印象は大きく変わってきます。リフォームを行う際には、快適な住空間を作るための機能に加えて、こうしたデザインも考慮に入れると、ずっと住み続けたくなるような心地よいお部屋が実現します。

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それぞれの建具のリフォーム方法は?


ナサホームでは、年間8,750件を超えるリフォームを手掛けており、その中で建具の造り付けや改修のご依頼も数多く頂戴しています。こうした実績をもとに、ナサホームマガジンでは建具の様々なリフォームのポイントを解説してまいりました。今回はその中から代表的なものを、簡単なリフォームのポイントとともに紹介してまいります。

ドア・戸のリフォーム

ご高齢のご家族様や小さなお子様にも開け閉めしやすい室内ドアや引き戸。リフォームすることで、お部屋の採光や遮音、通気性などの改善も見込めます。また、玄関ドアであればデザイン性に優れ、防犯対策になるドアや引き戸などへのリフォームも人気となっています。

【ナサホームで過去の記事はこちら】
■室内ドア(内装ドア)の選び方&リフォームのコツ
■玄関ドアのリフォーム費用は?ドアの種類や選ぶポイント

窓のリフォーム

大きすぎる窓や小さすぎる窓をリフォームしたり、結露や湿気・カビの発生えを防ぐ断熱性の高いペアガラスの窓や内窓を設けるなど、大差な選択肢がある窓のリフォーム、住まいの温度を快適に保つために、リフォームに際して積極的に見直しをかけたい建具でもあります。

【ナサホームで過去の記事はこちら】
■窓に関する記事一覧
■出窓を普通の窓や壁に!出窓をなくすリフォームの方法とは?

壁・パーティションのリフォーム

結婚や出産、子供の成長など家族構成の変化によって、必要とされるお部屋の数は大きく変わります。こうした時に便利なのがパーテーション・間仕切りのリフォーム。空間を仕切るという役割を持つ、建具本来の用途に関するリフォーム事例を数多く掲載しております。

【ナサホームで過去の記事はこちら】
■間取りが変えられる可動式間仕切りリフォームの魅力
■間取りを大胆に変更!壁の撤去リフォームの費用相場や注意点は?
■崩れる、汚れる。古くなった砂壁・土壁のリフォーム方法は?

襖・障子のリフォーム

古くから日本家屋に使われてきた、建具の代表格である障子やふすま。大切に使い続けるためには定期的な張り替えやメンテナンスが大切です。また、近年ではデザイン性に優れたふすまや、ガラスなどを嵌め込んだ障子を使った和モダンな空間へのリフォームの人気も高まっています。

【ナサホームで過去の記事はこちら】
■張り替え?それとも建具変更?障子リフォームの基礎知識

■洋間に続くふすま、すっきり安全にリフォームするには?

和室の鴨居・欄間などのリフォーム

こちらも日本家屋の建具の代表である、鴨居や欄間。鴨居であれば、変色したり、撓んで下がってしまったり、ふすまを引くための溝が滑りにくくなったりと問題が起こりがちです。
また、欄間の場合は彫刻部分をルーバーなどに変更したり、デザインを活かして和洋折衷の空間にしたり、時には欄間そのものの空間を埋めて壁にしてしまったりといった、リフォームのご要望が寄せられています。
ナサホームではこうした鴨居・欄間の建具リフォームや補修も承っておりますので、ぜひご相談ください。

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建具のリフォームは専門家と一緒に!


建具と一口に言ってもその種類はさまざま。ドアや窓・ふすまなどは、DIYでもリノベーションできてしまいそうですが、できればリフォーム業者を通して依頼するようにしましょう。たかが建具と思いがちですが、歴史のある建具であればその補修には熟練の職人の技術が必要となりますし、プロのリフォーム業者であれば、建具をリフォームした後のお部屋のデザインなども提案してくれます。また、既製品に気に入った建具がないという場合は、造り付けの建具をオーダーしたりと、リフォーム・リノベーションの選択肢も大きく広がります。

リフォームで建具の再利用はできるの?

建具のリフォームをご依頼いただく中でお客様からよく「撤去したドアや引き戸は、それほど傷んでいないので、再利用できませんか?」とご相談をいただくことがあります。これに関しては、当社としてはあまりおすすめしていません。
理由としては、撤去時に傷がつかないように扱う必要がある、再利用までの保管場所がお住まいにない場合が多い、再利用時にはその建具に合わせて枠や壁などを再設計しなくてはならないといったことが挙げられます。
ただし、特別な思い入れのある建具であったり、歴史的に価値ある建具である場合など、しっかり補修した上で再利用したいというお客様のお声には、できる限り応えてまいりたいと思いますので、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

ナサホームの施工事例

こちらでは、ナサホームがこれまで手がけてまいりました、建具のリフォーム事例。その中でもオーダー建具や思い入れのある建具の再利用をおこなったケースをご紹介しております。

■使いやすいオーダー建具

和室とダイニングを仕切っていたロールスクリーンを取り外し、ダイケンのオーダー建具を取り付けしました。

この施工事例の詳細はこちら

■格子デザインの間仕切り建具でリビングと一体感のある和室

もともと洋室があったリビングの延長に和室コーナーを作り、洋風のリビングから見ても違和感のない格子デザインの間仕切り建具を採用しました。
この施工事例の詳細はこちら

■縦格子建具で明るい和室

欄間や柱は造りの良い仕上げだったので積極的に再利用し、新しく入れた縦格子の建具で新旧の空間をつないでいます。
この施工事例の詳細はこちら

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まとめ

毎日使うものの、生活の上でそれほど意識することのない建具。劣化が見られたり、破損してしまった場合は速やかに補修や交換を行いましょう。また、建具はお部屋の印象を決定づける設備でもありますので、内装リフォームの際にはリフォーム業者と相談しながら、使いやすく、機能的で、デザインに優れたものを選ぶようにしましょう。
ナサホームでは補修はもちろん、オーダー建具の製作・内装を含めたトータルなリフォーム提案などを幅広く展開しておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。