間取りが変えられる可動式間仕切りリフォームの魅力

結婚したり、赤ちゃんが生まれたり、時には独り立ちしたり。人生の節目で家族の顔ぶれが変わると、それに合わせて住まいの形も変えていきたくなるもの。 でも、その節目がいつ来るかを予測できる人は多くありません。 急にひとつの空間を区切ったり合わせたりして使いたくなった時に、便利に使えるのが可動式の間仕切り。 今回は、可動式の間仕切りを用いた住まいづくりのアイデアをご紹介。 これから様々な人生の節目を迎えるという方に、将来を見据えた住まいづくりの参考としてご覧いただけますと幸いです。


この記事は約5分で読み終わります。

可動式間仕切りでフレキシブルな住空間を!

可動式間仕切りとはどのようなもの?

お部屋の中の空間を区切るために使われる壁のことを間仕切りと呼びます。最近ではパーテーションという名前で呼ばれることも多いようです。
この間仕切りは、床や壁、天井に固定されているものが多いのですが、この間仕切の中で、必要に応じて移動できるものを可動式間仕切りと呼びます。
可動式間仕切りには、床から天井までの空間を区切ることができる「ハイパーテーション」、衝立のようなタイプで床と天井の間に隙間があり、移動も比較的簡単な「ローパーテーション」、さらに室内引き戸式のものやアコーディオンカーテンの上に天井から吊るすものなどの種類があります。

可動式間仕切りのメリット

可動式の間仕切りの利点は何と言っても、必要な時に仕切りを移動させることによって、空間のレイアウトが可能であること。2部屋をつないで大きなリビングにすることもできますし、複数人数の子どもがいる家庭の子ども部屋に設置すれば子どもが小さいうちは、広々とした一間で一緒に遊びながら育てるようにし、成長してそれぞれのプライベートな空間が必要になった時には、移動式のパーテーションで区切るといった使い方も可能です。

可動式間仕切りのデメリット

可動式間仕切りのデメリットは、お部屋がやや狭く感じてしまう点。また、間仕切りによって区切られた空間に、コンセントや電源スイッチなどがない場合は、お部屋の使い勝手が悪くなってしまいます。また可動式であるため、固定式の間仕切りと比べた際の防音性能はやや低くなっています。
可動式の間仕切りによるリフォームを検討する際は、間取りはもちろん電気配線の位置などにも考慮しておくことをおすすめします。

目次へ

可動式間仕切りの効果が活かせるのはどんな部屋?


お部屋のレイアウト変えに便利な可動式間仕切りですが、実際にはどのような部屋に設置するのが良いのでしょうか。

子ども部屋

先述したように子どもの成長に合わせて空間を仕切ることで、プライバシーを守ることができる可動式間仕切りは子ども部屋に最適。なお、この時おすすめなのは引き戸やアコーディオン式の間仕切り。開閉の手間も少なく、子どもが巣立った後はまた元のようにひとつの部屋に戻すのも簡単です。

リビング

リビングに十分な広さがある場合は、リビングの中に可動式間仕切りを設けるのも良い方法。家族だけで過ごす際は間仕切りを開けて広々とした空間に。お客様が来られた際は、収納やキッチンなどお客様に見せたくない空間を間仕切りで区切っておもてなしができるようにといったように、使い勝手に合わせてレイアウトを変更できる、引き戸式の間仕切りがおすすめです。

寝室や書斎

一部の可動式間仕切りには、本棚や収納を造作することもできます。こうした間仕切りでお部屋を区切れば、秘密基地のようなプライベート空間が実現します。
また、子どもと一緒に寝ていた寝室を夫婦と子どものスペースで分けるなど、こちらも家族の成長に合わせた間仕切の特性を活かすことができます。居室や寝室に使う間仕切りにはやや防音性能が求められるため、アコーディオンタイプよりは引き戸式のもので少々厚みのあるものがおすすめです。

目次へ

ナサホームの間仕切りリフォームと費用について


家族の生活スタイルや人数構成、来客の有無などによって、さまざまに使い分けることができる可動式間仕切り。ナサホームでもこれまで多くのお客様からご要望をいただきリフォーム施工を行ってきました。

ナサホームの可動式間仕切りを使ったリフォーム事例

■可動間仕切りでフレキシブルな家
将来のお子様の独立などを考え、LDKと洋室の間に床から天井までをつなぐ、間仕切りを設置させていただいた事例です。リフォーム前は和室であったものを夫婦の寝室として使う洋室にリフォーム。この部屋とリビングの間に可動式の間仕切りつくっています。開くことで開放感のあるワンルームとしてお使いいただけます。

この施工事例の詳細はこちら

■可動間仕切りのあるリビング

こちらもリビングに可動式の間仕切りを設置した事例です。リフォーム前はベランダに面した2つの和室とダイニングスペースが分断されていましたが、これをリフォームによって変更。和室のうち一室は、ダイニングを統合したひろびろとしたリビングにつくり変え、もう一室は可動式間仕切りで繋げることで生活スタイルによって切り替え可能なプライベート空間と、開放感ある大空間の両立を図りました。

この施工事例の詳細はこちら

■明るく開放的なリビング

子ども部屋とフリースペースの間仕切りに、可動間仕切りを使ったリフォーム事例です。子どものプライバシーを守りつつ、間仕切りを開けることでのびのびと遊べる場所を確保しました。

この施工事例の詳細はこちら

可動式間仕切りの設置費用はどのくらい?

可動式間仕切りの設置費用は、お部屋の大きさなどによっても異なってきますが、傾向としては室内引き戸型の間仕切りよりも、アコーディオンタイプの間仕切りの方が安価です。
費用の目安としては、引き戸式のものは本体と設置費用を合わせて、おおよそ30〜50万円ほど。アコーディオンタイプは5〜20万円ほどの費用感となります。
ただし、間仕切りの設置と合わせて電気配線の増設やエアコンの増設などが必要な場合は、現地調査の上見積もりを算出する必要があります。

また、可動式の間仕切りは、必要に応じて撤去することも可能です。その際の費用はおおよそ10〜20万円程度となります。

目次へ

まとめ

あると便利な可動式間仕切り。子どもの成長に合わせてお部屋を変えるといった使い方も多いのですが、近年では「憧れの書斎を寝室につくりたい!」「テレワーク専用のワーキングスペースをリビングに設けたい」といったご要望が寄せられることも多くなってきました。
変化する家族構成や社会の風潮に合わせて、家の間取りを変更できる間仕切りリフォームは今後さらに需要が高まることが予想されます。
住まいのレイアウトを変えてみたいと思った際は、ナサホームにご相談を。年間8750件を超えるリフォーム事例と、数多くのお客様のご要望に答え続けてきた提案力を駆使して、みなさまのより良い暮らし&住空間づくりのご提案をいたします。