間取り変更もリメイクも自由自在、押し入れ撤去リフォーム

広く奥行きのある収納スペース、押し入れ。 お布団や大きなものを片付けるには便利ですが、ベッドで生活する方にとっては不要なスペースかもしれません。「押し入れをもっと収納しやすくしたい」、「書斎やワークスペースにしたい」など、押し入れの有効活用を検討している方はいませんか?  今回は押し入れ撤去リフォームについて探ってみます。


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「押し入れがいらない」そんな場合はどうすればいい?

Empty closet, working closet, cupboard in bedroom.

収納スペースは欲しいけれど押し入れでは使い勝手が悪い、または、押し入れはいらないなと思っている場合、リフォームで解決できるかもしれません。

そもそも押し入れのメリット・デメリットは?

押し入れの一番のメリットは、幅がたっぷりあり、収納スペースが大きいことです。家族の布団はもちろん、扇風機や暖房ヒーターなどの大きな家電製品も収納できます。
ですが奥行きがあるため、収納するものによっては奥にしまったものが取り出しにくい、何をしまってあったか分かりづらいなど、使いにくさを感じることもあるでしょう。
また、押し入れの奥は風通しが悪く、カビが発生しやすいというデメリットがあります。

押し入れをなくしたい理由と解決策

押し入れをなくしたい主な理由とその解決策を考えてみましょう。

・押し入れを全く使っていない
押し入れは使っていないので撤去してもいい場合は、収納空間を別に設けることを考えずに撤去できるため、リフォームの計画も工事も比較的簡単な内容となります。押し入れを解体してから内装工事をすればいいのです。

・部屋が狭いので、押し入れを撤去して部屋を広くしたい
押し入れのサイズは一般的に、間口1間の約1,820mm、奥行き約910mm。想像以上に広いスペースなので部屋を広くしたくて押し入れを撤去するのは有効です。
ただ、収納場所を減らしたくないのなら、代わりの収納として屋根裏や床下、外物置など新たに設置するのもおすすめです。

・押し入れの傷みがひどく、使い続けられない
押し入れが傷んでいて使えないというケースがあります。傷みの原因はカビかもしれません。押し入れは湿気がこもりやすく、結露やカビなどが原因で劣化しやすい箇所のひとつ。
この場合は押し入れを解体して断熱工事をやり直したり、結露防止の設備を追加したりする必要が出てきます。

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押し入れをなくすリフォームとは?


前述したように、押し入れの奥行きは一般的に約910mmで、クローゼットの奥行きの平均約600mmと比べると、押し入れのほうがずいぶんと広いのです。
そんな押し入れをリフォームで撤去した後の有効活用としてどんなことができるのかを考えてみましょう。

押し入れを他の空間にリフォームする

押し入れを有効活用するリフォームとは、使っていない押し入れの空間を、収納しやすいクローゼットにリフォームしたり、書斎やワークスペースとしてリメイクしたりすることを指します。その種類と効果を見てみましょう。

■押し入れをクローゼットにする
→収納しやすいスペースが手に入る
押し入れのリフォームでポピュラーなのが、クローゼットにすることです。
扉は、引き戸や折れ戸、開き戸など、使い勝手のいい形状を選びましょう。さらに、お部屋も一緒にリフォームしてウォークインクローゼットに変えるのもいいでしょう。

■押し入れを書斎、ワークスペースにする
→読書や趣味に没頭でき、リモートワーク時の利便性が高まる
押し入れは三方を壁に囲まれているため周囲の視線を遮ることができ、ワークスペースにぴったりです。リモートワーク用のワークスペースはもちろん、書斎、勉強部屋、メイクルーム、手芸などの趣味の部屋にするのはいかがですか。

■押し入れを撤去して部屋を広くする
→インテリアコーディネートがしやすくなる
押し入れを部屋の一部にし、居室を広げるのです。違和感なく仕上げるには、押し入れと部屋の壁色や質感を合わせること。そうすればインテリアコーディネートもしやすくなるでしょう。

リフォームで押し入れを撤去する場合とその注意点

いざ押し入れをなくす、となるとどのような点に気をつければ良いのでしょうか。注意すべきところをご説明します。

・床の構造に注意
押し入れ内の床部分は、室内とは違い、しっかりとした下地が組まれていないことがあります。
人が歩くわけではないため、ベニヤのような薄い板が張ってあるだけというケースもあるのです。その場合、押し入れを部屋の一部とするためには床の補強工事を行う必要があります。

・部屋全体の内装を改修する場合がある
和室では押し入れがあることを前提に部屋全体の内装がデザインされていることがあります。
壁全体にぐるりと長押(なげし)が装飾のために取り付けてあれば、壁全面の内装を見直さなければならない可能性もあります。

・カビや傷みがひどいのなら家全体を徹底チェック
押し入れ内のカビや結露による傷みが原因で撤去する場合、戸建て住宅であれば、床下など、家の構造自体に傷みがないか確認しておきましょう。
湿気がこもりやすい家はシロアリなどの被害にも遭いやすく、押し入れのカビなどと同時に構造部分の劣化がみられるケースが想定できます。気になる方は専門家による住宅診断を行ってもらいましょう。

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プロと考える、押し入れリメイクの可能性


実際に押し入れの撤去を望んでいるのなら、何のために押し入れをリフォームするのか、どのような仕上がりにしたいのかなどを明確にして、リフォーム会社にご相談ください。ナサホームでは、お客様の希望に合致するリフォームプランをご提案します。

他にも押し入れを作り替えるアイデアはたくさん

奥行きがある押し入れは、リフォームすることで新たな使い方ができたり、上手に収納したりすることができます。
■上下二段を利用する
中板を家具調にリメイクして、デスクにしたり、テレビを置くテレビボードにしたりするのはいかがでしょう。また、中板を利用した二段ベッドにリメイクするのもいいかもしれません。

■作り付けの家具を取りつける
押し入れの大きさに合うジャストサイズの作り付けの棚やタンスを取り付ければ、お部屋を広々と使えます。

■子どもたちが喜ぶキッズスペースに
まだ幼いお子さんなら、絵本やおもちゃを置いて自由に出入りできるキッズスペースに。小学生なら勉強机と本棚を組み合わせた学習スペースにもできます。

■水廻りにもちょうどいいスペース
2世帯住宅にリフォームする際、キッチンを「もう一つ設置したい」となったとき間口1間にすっぽり入るミニキッチンがあります。その他、洗濯機置場、トイレを設置するのもいいでしょう。

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ナサホームには、様々な押し入れリフォーム&リメイクを手掛けた実績がございます。
ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

日々の暮らしの中で「押し入れに隙間があってもったいない」「あと少しだけ広かったら」など、小さな不満を抱えていませんか? 住まいをリフォームすると、ちょっとした不便さから開放され、より暮らしやすくなります。「リフォームについて相談したいな」とお思いなら、ぜひお気軽にナサホームへお立ち寄りください。きっと、新たな“快適な暮らし”が見つかります。