表情自在、タイルを使ってお庭を素敵にリフォームしよう

庭や玄関アプローチに整然と敷かれたタイルは見た目にも美しいものです。 均一な色味やデザインのタイルはもちろん、いくつかの表情の違うタイルを使って多彩な表現をした庭も魅力的です。 今回は庭やアプローチ、門柱などのリフォームで使えるタイルの基礎知識とリフォームの方法、さらにタイルを使うことのメリット・デメリットなどを紹介します。現在住まいのリフォームとともに、庭や玄関アプローチなどのつくり変えをご検討中の方はぜひご覧ください。


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庭のリフォームにはタイルがおすすめ


新築当初などは、綺麗だったお庭も年月が経つにつれた徐々に経年による劣化が見えてきます。植栽などであれば、植え替えなどもできるのですが、外構やタイルなどはそうもいきません。
皆様のお家の庭も、石畳が割れたり、その隙間から雑草が生えたり、庭の地面に水たまりなどができたりしていませんか?
こうしたお庭の悩みを解決するのに役立つのが、タイルを使ったリフォームです。

庭のリフォームでタイルを用いるメリット

■高い耐久性
タイルは、木材と違い雨や紫外線による影響を受けにくい素材。当然腐食するといったことも少ないので、メンテナンスの手間を抑えて美観を長く保つことができます。また、タイルの表面は撥水性が高く、コンクリートを打った床のように雨水が染み込むといったことも少ないため、汚れに強いのも特長と言えるでしょう。
さらに万一割れてしまった場合も、割れた箇所だけを貼り替えれば元どおりとなるため補修のコストも低いのが魅力です。

■雑草対策になる
お庭に起こる悩み事といえば、春や夏にかけて勢いよく伸びる雑草。
抜いても抜いても生えてくるしつこい雑草に困っている方も多いのではないでしょうか。庭にタイルを敷いてしまうことで、雑草が生えるための土が露出せず、生育に加え種子の飛来・定着なども防げるため、長期間にわたる雑草対策が可能となります。

■多彩な表現力
タイルには数多くの色や形状があり、これを用いることで多彩なデザインを表現することが可能です。タイルと聞くと洋風なイメージがありますが、こうした多彩な表現力から、和風の住まい・お庭に合わせたデザインをつくりだすことできます。

庭のリフォームでタイルを用いる時の注意点

■滑りやすくなる
タイルの表面は材質によって滑らかになっているものがあり、雨や雪の日には滑りやすくなってしまうことがあります。ただし、屋外で使用するように作られたタイルには滑りにくいものも多く、こうしたものを選べばこの問題は解消できます。

■気温の影響を受けやすい
タイルは熱の伝統性が高いため、タイルの上は盛夏には高温に、真冬には低温になってしまいます。

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タイルの種類&施工方法から選ぶ庭リフォーム

お庭でのタイルを用いたリフォームを行う場合、リビングなどと庭をつなぐ位置に「タイルデッキ」を設ける方法や、門扉から玄関へと続くアプローチなどにタイルを敷く施工方法が採られることが多いようです。

タイルデッキ

リビングからの掃き出しなどに、タイルをあしらったタイルデッキはウッドデッキなどと比べて腐食しづらく、メンテナンス性も高いのが魅力です。
タイルデッキを作る場合はまず、コンクリートを打って基礎をつくりその上でタイルを並べ目地に防水のための樹脂を入れていきます。
最後に、デッキ上に雨水がたまらないようにリビングの掃き出し口とタイルデッキの間にグレーチングと呼ばれる排水設備をつくればタイルデッキの完成です。

■ナサホームのタイルデッキ(タイルテラス)施工事例
木製のウッドデッキが老朽化してきたため、タイルテラスへ変更したいというご依頼を受け、施工を行いました。タイルは明るめのテラコッタ調のものを選び、天然木のような優しい風合いに仕上げています。またスクリーンフェンスによる目隠しで、プライバシーを保護。さらに、コンクリートを打つ際にはお客様のお子さんのお名前をワンポイントで入れ、遊び心ある世界で一つのテラスが完成しました。

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タイルの玄関アプローチ

玄関のアプローチ部分にタイルを敷くという場合も、やはり基礎となるコンクリートを打った上で、タイルを並べていきます。玄関は訪問されるお客様にも見える場所ですので、タイルを敷き詰めるだけでなくワンポイントのデザインなどにこだわる方も多くいらっしゃいます。

■ナサホームのタイルアプローチ施工事例

アプローチの床に、ワンポイントとして乱形型のタイルと、正方形のタイルを使ったデザインを施しています。

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外構や門扉などにもタイルは使用可能

庭の地面だけでなく、外構部分にもタイルを用いた施工は可能です。
撥水性が高く汚れにくい点や、デザインパターンが豊富につくれる点などから門扉や玄関前にある駐車場などに施工される方も多くいらっしゃいます。
施工方法も、床と同じく基礎となるコンクリートの上にタイルを敷き、目地に樹脂を流していきます。

■ナサホームのタイルを使った外構の施工事例

コンクリートブロックでつくられていた従来のブロック塀をブリックタイルを使ったおしゃれな塀へとリフォーム。
お客様とタイルやブロックの種類を吟味し、古い洋館をイメージしたアンティーク感のある外観を表現しました。

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タイルを使ったお庭のリフォームの費用はどのくらい?

様々なデザインパターンや色彩を表現できるタイルのお庭。実際にリフォームした際にかかる費用はどのくらいとなるのでしょうか。

庭などにタイルを敷く場合の費用

タイルデッキをお庭に作る場合の費用は、1㎡あたり1.5〜5万円程度です。
タイルは材質やメーカーによって大きく価格が異なるため、どのタイルを使うか、またどのようなデザインパターンをつくるかで価格は大きく異なります。
この中には、タイルの費用だけでなく基礎となるコンクリートを打つ費用なども含まれます。一般的な10㎡クラスのタイルデッキであれば、20〜30万円程度がリフォームの予算となります。

タイル施工をプロに任せた方が良い理由

近年ではコンクリートの基礎を作らずとも、庭に置くだけでOKのタイル製品が販売されています。これを使ってDIYでお庭づくりをされる方もいるのですが、タイル表面がきっちりと水平になった美しい仕上がりにするためには、置くだけのタイルであってもコンクリートの基礎を作らねばなりません。
そうなると、リフォームやガーデン専門業者に依頼する場合と変わらないコストがかかってしまいます。
また、リフォーム会社などに依頼をすれば、デザインパターンやタイルの種類の提案をしてもらえるだけでなく、職人の手でタイルを敷くので仕上がりもやはりDIYとは違い美しくなります。

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まとめ

今回はタイルを使ったお庭や外構のリフォームとその費用についてご紹介しましたが、通常こうしたお庭のリフォームは、タイル部分だけでなくお庭全体やお庭と外構全体のリフォームと合わせて行うことがほとんど。
その理由としては、お庭や外構のリフォームを行う際には、リフォーム会社とお庭の専門業者が協業して、作業に当たることが多いため。
手間やコストを考えるのであれば、お庭にタイルを敷くのと一緒に、気になる箇所を一気にリフォームしてみてはいかがでしょうか。

年間約8,750件のリフォームを手がけるナサホームでは、こうしたお庭や外構の大掛かりなリフォームのプランニング・提案・施工も行っております。
「綺麗なデザインで雑草にも悩まされないお庭をつくりたい」とお考えの際は、ぜひ私たちにご連絡ください。