プロに任せて安心! 内壁&内装塗装リフォーム

室内の壁の色やデザインは、毎日を心地よく過ごす大切な要素といえます。そんな内壁のリフォームで大きなポイントは内壁材に何を使うかです。最も多いのが塗装と壁紙ですが、最近では塗装のほうが壁紙にはない風合いがあり、吸湿・消臭性といった機能を付加することができるのでより注目を集めています。 今回の記事では、塗装と壁紙のそれぞれの違いを見ていきながら、注目度の高い塗装によるリフォームを詳しく紹介してまいります。


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塗装? 壁紙? 内壁の仕上げはどちらがいいの?


内壁の仕上げ方が違うだけで、お部屋の雰囲気は大きく変わってきます。「塗装」するか、「壁紙」にするか、どのような基準で決めればいいのでしょうか?

塗装にすることのメリットとデメリットは?

■塗装のメリット
・しゃれた素材感を楽しめる
例えば建物の躯体の上から直接ペンキなどで塗装すれば、躯体そのものの素材感が活かされ、壁紙には出せないおしゃれな味わいを醸し出します。
・自分だけの色も作れる
豊富な種類の中から選ぶのもいいですが、混ぜ合わせてオリジナル・カラーを作ることができるのも塗装の大きなメリット。こだわりの色があるのなら、オーダーカラーを注文することもできます。
・傷や汚れも塗り替えが簡単
壁にできた傷や汚れを補修する場合、壁紙だと全体を貼り直すことになりますが、塗装なら周囲の色に合わせてその部分を塗るだけで済みます。経済的で、効率的です。

■塗装のデメリット
・時間と費用がかかる場合も
既存が壁紙だと、その壁紙を剥がして下地を補修したり、塗装後に乾燥させたりと、工期は半日~4日間程度が必要です。そうした手間がかかる分、施工費は高くなる場合があります。
また、時間の経過とともにペンキの臭いは薄れますが、なかなか気になるもの。十分な換気対策が必要なので、油性塗料よりも鼻や目を刺激する有機溶剤が少ない水性塗料がおすすめです。

壁紙にすることのメリット・デメリット

■壁紙のメリット
・デザインが豊富
色や絵柄のバリエーションが豊富なのが壁紙の最大のメリットでしょう。最近では自然素材系の風合いが人気を集めています。

・施工時間が短い
下地に糊を塗るだけの施工ならとても短時間で済みます。

・コストが安く抑えられる
選ぶ壁紙の種類や使用量によっては、コスト面を安く抑えることができます。

■壁紙のデメリット
・補修で全体を貼り替えることも
塗装でも触れましたが、壁紙の傷や汚れの補修は貼り直すことになります。もし、元の壁紙が生産中止で手に入らないと、別の壁紙に全体を貼り替えることになり、費用も時間もかさみます。
・健康に影響を及ぼす場合も
壁紙の中で圧倒的に多いビニール壁紙は、通気性がないためにカビやダニが発生しやすくアレルギー症状を引き起こす原因になるとも言われています。

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快適に暮らすためには塗料選びも大切


内装リフォームでは最近、こだわりの色を出せる塗装仕上げが人気です。その種類や色も豊富なので、選び方には正しい知識が必要です。

内壁塗装に使用する塗料の選び方&注意点

■塗料の種類を知る
内装用の塗料にはいくつかの種類あります。
・油性塗料
化学物質を多く含み、臭いもきついのであまりおすすめできません。
・水性塗料
最もよく使われる内装用塗料で、臭いも少なく、安全な素材を使っています。特に「F★★★★(エフ・フォースター)」のマークがあればホルムアルデヒドの発散量が極めて少ないのでより安心です。
・自然塗料
漆喰や珪藻土など、自然素材を使った塗料で、極めて安全性の高い塗装と言えます。吸湿・消臭性に優れ、落ち着いた風合いも人気です。
・オイルステイン、水性ステイン
木材塗装に適しています。木材に染み込んで着色する塗料で、オイルステインは油性ならではのツヤ感や高級感を演出し、水性ステインは臭いが少なく後処理もしやすい塗料です。

■塗料の選び方
塗料には見本はあるものの、広い面積で塗ったときの風合い、質感、素材感などが思っていた感じとは違うこともあります。小さな壁で試してから選ぶのがいいでしょう。

■塗料の色の選び方
部屋ごとに色の選び方のコツがあります。
寝室なら沈静効果のある青やリラックスさせる緑、ベージュがいいでしょう。
仕事部屋には集中力を高める黄色。ダイニングやキッチンは食欲を増進させるオレンジ。書斎には高級感があり精神を落ち着かせるブラウンなどがおすすめです。

■広範囲の塗装はプロに任せよう
塗装が広い範囲になる場合は、やはり美しく仕上げてくれるプロに任せるのが安心です。しかも、塗装を行う前の下地処理を行ってくれる会社を選びましょう。
汚れやサビ、ほこりを取り除き、ヒビの補修や表面の目荒らしなどの下地処理を行っておくと、仕上がりはもちろん、経年する塗装のもちにも差がでるからです。
専門の会社を選んだら見積りを出してもらい、塗料代や人件費などを詳細に記載しているかをチェックしましょう。

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内壁塗装をプロに任せる場合の費用と工期は?


プロに内壁塗装を任せた場合、どのくらいの費用が必要でしょうか。

内壁塗装リフォームにかかる費用

■塗装は、壁紙よりリーズナブル
塗装の施工費用は施工場所によって異なりますが、10㎡あたり15,000円程度です。
ただしこれは使用する塗料のグレードや使用する色数、塗装面の広さによっても費用は上下しますのであくまで目安としてご覧ください。

塗装を行う部屋の面積での参考としては
・居室、廊下等の塗装(約100㎡)70,000円〜120,000円
・浴室、台所等の塗装(約50㎡) 50,000円〜80,000円
程度が相場となります。

ちなみに壁紙の貼り替えの場合は、壁紙の材質によって違いますが、塗装よりおよそ倍となる1㎡あたり3,000円程度が相場。塗装のほうがかなりリーズナブルといえます。

■他の作業費が発生した場合
塗装リフォームには、塗る作業だけでなく他の作業が発生する場合もあります。特にパテ処理です。塗装する面の凹凸や隙間、釘やビスの穴をパテという充填材料で埋める作業です。
・下地パテ処理(100㎡)40,000円〜80,000円
ちなみに壁紙を貼り替える場合、剥がれ落ちを防ぎ、壁紙との密着を強化する下地調整用塗料を塗る繊維壁塗装が必要な場合は、100㎡で90,000円〜150,000円程度。
下地の処理でも塗装のほうが壁紙より経費を抑えられます。
さらに壁紙の場合、既存の壁紙の廃材処分費も(100㎡で2,000円〜5,000円程度)必要となるので、塗装か壁紙かを考える場合の判断材料の一つにもなるでしょう。

■塗装リフォームの工程や期間も知っておきたい
大まかな工程はもともと壁紙がある場合だと、壁紙剥がし→下地処理→養生→塗料の下塗り→中塗り→上塗り→点検・完工となります。
期間は塗装の規模により1日で終わる場合もありますが、範囲が広いと下地処理を入れて1〜2週間はみておきましょう。

ナサホームの施工事例

■お気に入りのインテリアで彩るフレンチモロッカンスタイル

お部屋からの眺望を活かし、施主様が海外旅行で集めたインテリアが映える、異国情緒豊かな内装をご希望でした。天井・壁は塗装、床はヘリンボーン貼りでまるで海外のような雰囲気に仕上がりました。

この施工事例の詳細はこちら

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まとめ

一口に塗装といってもさまざまな種類、カラーバリエーション、部屋ごとの配色のコツがあり、その選び方次第で暮らしの雰囲気をガラッと一新させます。ただ、プロの技が必要となる場合も多いので専門家に相談したくなることもあるでしょう。そんな時はぜひナサホームまでご連絡を。ご要望を十分にお伺いし、さらに現在の住まいの状況を確認しながら、美しい仕上がりとなる最適な塗装のプランをご提案させていただきます。