縦長リビングは使いやすいの?メリット&デメリットとリフォーム方法について

リビングは、家具や住まいの形などによって「縦長」と「横長」の2つのタイプが存在します。中でも縦長タイプのリビングは、リビング・ダイニング・キッチンが直線上に配置されているものを指すのですが、この縦長リビングにはさまざまなメリットとデメリットが存在します。今回は、こうした縦長のリビングの特徴を紹介するとともに、縦長のリビングが狭い、暗いと感じた際の解消方法、リフォーム方法などについても詳しく紹介して参ります。


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縦長のリビングは本当に使いやすい?

縦長のリビングのメリットとデメリットト

■メリット
縦長のリビングで窓がある場合は、風が一直線に吹き抜けるため風通しが良く、湿気や匂いがこもりにくいのが特徴です。また、直線上に部屋が並んでいるためリビングからキッチン・ダイニングの様子がよく見えるのも良いポイントです。

■デメリット
縦長のリビングは、奥行きがあるため窓が小さい場合などは、窓から遠い部屋まで光が十分に届かなくなってしまうことがあります。また、家具などを配置した際に、狭く感じてしまうことが多いのもデメリット。さらに、リビングとダイニング・キッチンが縦並びになっていることで、これらの部屋の境界が曖昧になってしまい、くつろぎのスペースや食事のスペースなどが混同されてしまうこともあります。

縦長リビングが狭く感じてしまう理由

上記のデメリットの中でも、多くの人が悩んでいるのが「縦長リビングが狭く感じられる」というもの。ではなぜ縦長のリビングは狭く感じられてしまうのでしょうか。

■壁に囲まれている
縦長のリビングは、廊下からリビング・ダイニング・キッチンなどが続いていることが多く、また窓の数もリビングに一つだけというケースが多く見られます。
そのため、上述した採光性が十分でないという点以外にも空間に占める壁の面積が多く圧迫感を感じやすくなってしまいます。

■家具の配置が難しい
奥行きのある縦長のリビングの場合、入口〜中央に付近に背の高い家具があると本来よかったはずの見通しが遮られ圧迫感を感じやすくなります。

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狭く感じるリビングを広く見せるには?


上記のような原因から狭く感じてしまうリビングを広くする、もしくは広く見せる方法としては以下のようなものが考えられます。

家具のレイアウトを変える

背の高い家具は入り口から遠い場所に配置し、目線を切らないように工夫します。
この時、窓からの光を遮らないようにできるだけ家具は壁際に、まとめて設置するように工夫してみましょう。

床材や壁紙を工夫する

間取り変更などのリフォームが難しいという場合は、家具の配置に加え壁紙や床材を変えるプチリフォームを行うのも良い方法です。特に膨張色と言われる白をはじめとした淡い色の壁紙や床材を用いると空間が明るく、広く見えます。さらに、壁のアクセントとして窓枠やカーテンを、後退色と言われる青をはじめとした暗い色にすると空間の広がりが感じられます。

収納を増やす

リビングが狭く見えてしまう原因として、そもそもリビングに物が多く片付いていないという状況も考えられます。こうした場合、収納を増やすことで、目に付くものを少なくし空間を広く使うことができるようになります。

採光を考える

窓が小さい場合は窓を拡充することで、リビングに入る光の量を多くすることで空間全体を明るく見せることができます。また、ベランダや庭などに余裕がある場合はサンルームやデッキテラスを用いることで採光性を向上させつつ、空間を広く使うという方法も可能です。

壁を撤去する・間取りを変更する

キッチンが独立タイプで、ダイニングとキッチンの間に壁があるという場合、これを取り除くことで見通しが良くなります。もとよりLDKの面積が狭いという場合は思い切って隣の部屋とLDKを繋げ、さらに広い空間にするという方法も考えられます。また、間取りの変更はできないという場合は、壁そのものをアクリルやガラスなどクリアな素材の壁にすることで、リビングに明るさと広がりを感じることができます。

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リフォーム前に考えておきたいリビングの間取り変更費用

リビングの内装を変更する際の費用

リビングやそれに続くダイニングの壁や床を明るく広さを感じられるものにする場合の費用は壁紙の品質によって異なりますが、相場としては1mあたり1,300〜1,600円ほど。
さらに、床材を張り替える場合は6畳ほどのリビングであれば、10〜13万円ほど、リビングとダイニングを一気に張り替えるのであれば、20〜30万円ほどの費用となります。

リビングの間取り変更に必要な費用25万円〜

■隣り合った部屋をつなげて拡張する場合
リビングを拡張する場合、純粋にリビングに続く部屋との壁を撤去して一室にするのであれば、25万円程度でリフォームが可能です。ただし、リビングがフローリングで、続きの間が和室であったり壁紙や床材が異なる場合で、統一感を出すために内装の手入れを必要とする場合、広さによって費用は異なるものの、続きの間が6畳ほどの場合、さらに20〜40万円ほどの費用が必要になります。

■キッチンの壁を撤去する場合
独立キッチンとダイニングの間にある壁を撤去する場合も、他の壁の撤去時と同じく25万円ほどの費用となります。ただし、リフォームに合わせてオープンキッチンなどに新調する場合は、50〜200万円ほどの費用が必要となります。

窓の拡張やサンルームの増設に必要な費用25万円〜

現在の窓を大きくする場合、既存の窓を取り外しさらに壁をリフォームした上で新た窓枠を取り付ける費用があります。この場合の費用は30〜50万円ほどとなります。
またサンルームの設置に関しては、50〜100万円ほど、庭にウッドデッキを設置する場合は30〜60万円ほどの費用が必要です。

ナサホームのリビング拡張施工事例

■階段下デッドスペースを活かしたお気に入りのリビング

対面キッチンにするために間取りを変更し、和室二間をつなげてLDKに改装しました。階段下のデッドスペースはテレビスペースとして活用。テレビ背面にはお気に入りのアクセントクロスを選び、家族団らんの場所として素敵なリビングになりました。

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■子ども達がのびのびと遊べるように収納を工夫したリビング

生活スタイルに合わせてリビングを拡張するため、4LDKから3LDKへと間取り変更しました。テレビボードの背面にはお子様のおもちゃや本、日用品などをたっぷり収納できるスペースを確保。余計な家具を置かず、広々としたリビングダイニングが完成しました。

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まとめ

家族が長い時間を過ごすリビング。できるだけ広々と使えて、明るい空間を維持するのが大切です。ナサホームでは、皆様のご要望にお応えするだけでなく、実際の住まいの様子を拝見した上で、適切なリフォーム計画を策定・提案することも可能です。
「リビングやダイニングをもっと広くしたいんだれど、自分の住まいに適した方法がわからない」という場合は、弊社までお気軽にご相談ください。