窓にびっしり張り付く結露は、珪藻土リフォームで解消!?

まだ明け方が冷え込むこの時季、目が覚めて窓一面の結露を見ると「家にも健康にもよくないと聞くけれど大丈夫だろうか」と不安になることはありませんか。 と同時に結露を防ぐのに「珪藻土」が良いとお聞きになったことがあるのではないでしょうか。 今回の記事では、結露防止対策として有効な珪藻土を取り入れたリフォームについて詳しく紹介いたします。


この記事は約6分で読み終わります。

冬の結露と珪藻土の関係


そもそも冬になると生じやすい結露とは何なのか。珪藻土はどのように結露を防止するのでしょうか。

冬の住まいの結露はなぜ起きる?

空気に含まれる水蒸気の量は、温度によって変わってきます。これを飽和水蒸気量といい、空気の温度が高いとたくさんの水蒸気量を含むことができます。
寒くなって暖房で温度を上げるとお部屋の空気中に含まれる水蒸気量も増えます。それが外気にさらされている窓ガラスで冷やされると、飽和水蒸気量を超えて余分な水蒸気が水滴となって結露が発生するというわけです。
乾いたガラスコップに冷たい飲み物を入れると、コップの表面に水滴が付くのと同じです。

◉飽和水蒸気量〔1立法メートル中に存在できる水蒸気量をgで表したもの〕
・室温20度→17.31gの水蒸気量が存在できる
・室温10度→ 9.41gの水蒸気量が存在できる
・室温 5度→ 6.81gの水蒸気量が存在できる
・室温 0度→ 4.85gの水蒸気量が存在できる
もし室内が20度として、窓ガラス付近が5度なら、17.31-6.81=10.5となり、10.5gの水滴ができ、0度なら17.31-4.85で、12.46gの水滴が生じることになります。これが結露のできるメカニズムなのです。

結露はどんな影響を与えるのか

結露を放置すると家族の健康に悪影響を及ぼしたり、家財も傷めてしまったりします。結露防止対策は健康的な暮らしと住まいにとても大切なのです。

■人体への悪影響
結露により余計な湿気が増えるとカビやダニ、チャタテムシが発生しやすくなります。
すると、シックハウス症候群、アトピー性皮膚炎、喘息などの症状を引き起こすことにつながるのです。

■家屋への影響
同じように結露により余計な湿気が増えると、壁紙、壁材、窓枠の下地材、床材、天井材、家具などにカビやサビが発生しやすくなり、腐食、シロアリ被害の原因にもなります。
そして、住まいの耐震性や耐久性の低下にもつながっていくのです。

珪藻土はなぜ結露を防ぐ?

結露を防ぐ建材として人気が高いのが珪藻土です。
珪藻土は空気中の水蒸気を収着したり、放出したりする吸湿性能・放湿性能に優れた特性を持つ天然素材なのです。

■そもそも珪藻土とは?
・植物性プランクトンの化石
藻類の一種である珪藻(けいそう)の殻が化石となって堆積したものが珪藻土といいます。
殻の主成分は二酸化ケイ素(SiO2)でできており、別名ダイアトマイト。日本全国に産地があります。
・無数の穴に秘密が
珪藻の殻には無数の小さな穴が空いています。わずか1gの殻の表面積は、約250㎡でテニスコート半分ほどの大きさに相当すると言われています。この穴が水や空気の吸収・放出を促し、高い調湿性能を発揮するのです。
・優れた性能で幅広く使われている
珪藻土は、調湿性のほかにも、断熱性、耐火性、吸音性、脱臭・消臭性に優れ、帯電もしないので埃を吸い寄せません。
その優れた性能を活かして、壁材や床材、屋根材などの建材や、フィルターや吸着剤などの工業用品に、そして、バスマットやコースターなど日用品として幅広く利用されているのです。

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住まいのリフォームで結露を防ごう


優れた吸放湿性能を持つ珪藻土を活用して、住まいを結露から守りたいものです。そのリフォームをご紹介しましょう。

珪藻土の塗り壁で、調湿

珪藻土を使ったリフォームには、3つの方法があります。
1.塗料タイプの珪藻土をペンキのようにローラーを使って塗る
2.壁紙に加工された珪藻土クロスを貼る
3.プロの職人がコテで珪藻土を塗り上げていく左官仕上げ

1.は安価で手軽なのでDIYにも向いています。2.のクロス施工はDIYではかなり難易度が高くプロに任せるのが無難ですが、通常の壁紙よりも劣化が早いというデメリットがあります。

やはり、おすすめは3.のプロによる左官仕上げの塗り壁です。コテの動かし方で、様々なパターン模様を出すことができ、個性的で美しく仕上げたいのであれば、左官職人さんにお任せしましょう。

珪藻土以外にも調湿効果のある素材があります

調湿性能を持ち合わせた機能性建材は、珪藻土以外もあるので、専門会社に聞いてみてもいいでしょう。
■多孔質セラミックスタイル
レンガのような風合いで微細な孔(穴)を多く持っているタイルで、調湿性も消臭機能も優れています。色やサイズ、表面の質感もバリエーションがたくさんあり、LIXIL(リクシル)のエコカラットが代表的です。
■漆喰
古くから家づくりに使われてきた漆喰。白く独特の光沢のある美しさがあります。基本、漆喰は石灰に糊や海藻などを混ぜて、粘りや質感を出したもので、高い調湿性能があります。

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珪藻土でリフォームすると、どれくらいの費用が必要?


それでは結露防止となる珪藻土リフォームには、どのくらいの費用が必要かを見てみましょう。

珪藻土を使ったリフォーム費用

珪藻土には、練り済みタイプと粉末タイプの2種類あります。

・練り済みタイプ
製品パッケージの中は水分を加えて練ってある状態で開封後すぐに使えますが、長期保存には向いていません。

・粉末タイプ
職人さんが水を加えて練る珪藻土で、作業の手間はかかりますが、余れば次の機会まで長期保存ができます。

【6畳部屋の壁のみの材料費】
下地処理が必要な場合が多いので、下地材の費用も考慮しましょう。
・練り済みタイプ:3万~4万円(1,500~2,000円/m²)
練り済みタイプの珪藻土は、10kg10,000円、20kg15,000~20,000円が相場。施工面積1㎡につき1.5~2kg必要です。
・粉末タイプ:1.7万~2.3万円(850~1,150円/m²)
粉末タイプの珪藻土は、10kg10,000円、20kgで20,000円位が相場。施工面積1㎡につき1kg必要です
・下地材:0.8万~1.4万円(400~700円/m²)

【6畳部屋の壁のみの施工費】下地処理含む
・塗装タイプ:6万〜10万円(3,000~6,000円/m²)
・クロス貼り:6万~10万円(3,000~6,000円/㎡)
・塗り壁:10万~16万円(5,000~8,000円/㎡)

30坪(99 m²)のお住まいを「塗り壁」で珪藻土リフォームする費用総額の相場
・練り済みタイプ:70万〜110万円
・粉末タイプ:62万〜100万円

エコカラットの本体価格
7,900円〜19,800円/㎡

ナサホームの施工事例

■オープン階段のあるカントリー調のリビング

かねてより奥様のご希望であったカントリー調でロハステイストなデザインになるように、腰板や珪藻土を効果的に使用したプランニングをご提案させていただきました。部屋の中心にあった階段もオープン階段にすることで、空間に広がりがでました。

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■エコカラット「パールマスク」が映えるシンプルな洗面空間

ニオイや湿気を吸収してくれる「エコカラット」を施工し、洗面室内が快適になりました。

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まとめ

結露は悩ましい問題です。吸湿シートなどのグッズはあくまでも吸水するだけで、効果は一時的なもの。やはり、末長く快適でインテリアもおしゃれになる珪藻土の塗り壁リフォームをおすすめいたします。皆様が珪藻土を使用したリフォームの方法や素材の選び方に悩まれた時はぜひナサホームまでご連絡ください。現在の住まいの状況にフィットする最適なリフォームプランの提案をさせていただきます。