室内壁・外壁は定期的な塗り替えが必要、そのタイミング&方法は?

一般的な住宅は30年が耐用年数の目安といわれます。 ですが、内壁・外壁をメンテナンスせずに放っておくとヒビ割れや、サビ・カビなどが発生し、家の寿命を縮めてしまいます。 今回は大切な住まいを守るためにも、塗り替えの適切な時期や方法についてお伝えしたいと思います。


この記事は約6分で読み終わります。

内壁塗装の塗り替え方法について


リフォームによる内壁の塗り替えのタイミング、注意するポイントなどをご説明します。

室内の壁の塗り替えタイミングは?

内壁の塗装寿命は、家の寿命と比べて短く、約10年が限度といわれています。
実際には色あせや変色が出ている、カビや汚れ、黒ずみが気になったら塗り替えを考えましょう。塗り替えの周期は3~7年が目安です。

内壁塗装の方法と向いている塗料

内壁を塗装するには多くの準備作業と手順があり、その大半を専門会社が行うとは言え、見積内容を理解するためにも工程を把握しておくことは大切です。

<塗装の手順>
①作業しやすいよう塗装する壁の周辺を片付ける
家具なども壁から離して移動しておく

②壁の油分やヤニ、手アカ汚れなどを落とす
壁の表面を固くしぼったタオルや雑巾で拭き掃除する

③前もって傷、くぼみの補修をする
補修後、十分に乾燥させる時間が必要

④塗装しない部分を養生する
塗料が着かないようマスキングテープなどで覆う

⑤試し塗りをする
目立ちにくいところで、色や乾燥度などをチェック

⑥ハケとローラーで塗装する
塗装は2回塗りし、しっかりと乾燥させる

⑦養生を外す
塗装後、乾ききる前に養生を外し完全に乾くのを待つ

⑧原状回復
移動した家具を戻し、足場を片付けた後、清掃して完了

<内壁に適した塗料>
内壁塗装には「水性」「屋内カベ用」の表示がある塗料が適しています。室内壁専用のため、シックハウス対策にも効果があり、VOC(揮発性有機化合物)の含有量もほとんどない安心・安全な塗料です。嫌な臭いもなく、色のバリエーションも豊富、1回塗りできれいに仕上がるタイプもあります。

内壁塗装のメリット&デメリット

〔メリット〕
◎気分転換になる
いつでも塗り替えられるので、壁が汚れてきたときだけでなく、気分を変えたいときにもおすすめです。
◎好きな色で楽しめる
塗料の色も豊富に揃っています。混合すればオリジナルの色を作ることもできます。
◎素材感が出せる
壁の素材を活かせます。むき出しのコンクリートに塗装すれば、今風のおしゃれ空間を演出することもできます。
◎廃材が減らせる
一度壁紙を剥がして塗装してしまうと、以降の塗り替えでは廃材が出ません。

〔デメリット〕
◆壁紙(クロス)より費用がやや高め
室内壁の塗装は、壁紙の貼り替えよりも費用がかさむ傾向があります。リフォーム方法を検討してから進められることをおすすめします。
◆傷や汚れが付きやすい
壁紙と比べ、塗装は汚れや傷が付きやすい特徴があります。気になる場合は「防汚性」の表示のある塗料を選びましょう。
◆独特な臭いがすることも
塗装作業の際、塗料の独特な臭いを感じることがあります。しっかりと換気することが必要です。

内壁塗装をDIYで行わない方がいい理由

内壁の塗り替えは便利なDIY用の塗料製品もあり、手軽なイメージがあります。
しかし実際には、塗装作業は準備から最後の仕上げまで、時間と手間がかかることを理解しておきましょう。
また、大きな家具の移動は、1人では無理なこともあります。
さらに、内装塗装は養生や塗り方など細かい作業も多く、経験豊富で隅々にまで気配りのできるプロの腕が求められます。
DIYで悪戦苦闘した挙句、いまいちきれいに仕上がらない、塗ったけれど失敗した、などの後悔をしないよう、ぜひ、専門業者に依頼されることをおすすめします。

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外壁塗装の塗り替え方法について


外壁の塗り替えについて、タイミングや注意ポイントなどをご説明します。

外壁の塗り替えタイミング

外壁の塗り替えは塗膜の劣化が見られたら行います。塗り替え周期は5~10年といわれます。
<塗膜の劣化を見極めるポイント>
・色が褪せてきた
・色合いがぼんやりとした印象になった
・以前よりも汚くなった気がする
・洗っても落ちない汚れが目立つ

さらに、
・ひび割れができている
・汚れ、カビが目立つ
・白い粉が手につく
など、これらはまさに塗り替えのサイン。
特に白い粉はチョーキング(白亜化)現象と呼ばれ、塗料に含まれている顔料が劣化することで粉状化した現象です。すぐに専門業者に相談されることをおすすめします。

外壁塗装の方法と適切な塗料

塗装の手順は下記のとおり、専門業者によるかなり大規模な工事となります。

<塗装の手順>
①工事用の足場を仮設する
②壁を高圧洗浄する
③下地を調整、シーリングを打ち換え
④養生(マスキング)を行う
⑤下塗りをする
⑥中塗り
⑦上塗り(3回塗りを行う)
⑧点検・確認
⑨足場撤去
⑩周辺清掃

<使用する塗料>
塗料には「水性」と「油性」がありますが、現在では外壁塗装でもほとんどの場合、水性塗料が使用されています。これは水性塗料の技術開発が進み、耐久性が高くなったのと、自然環境保護などの意識が高まったことによるものです。

外壁を塗り替えるメリット・デメリット

外壁塗装を行う最大のメリットは、建物の寿命を延ばすことです。
塗料を塗ることで塗膜が形成され、外壁から雨水が浸入しないようにしています。塗膜が経年劣化して防水機能が低下するのを塗り替えによって防ぐのです。
その他、次のようなメリットがあります。
◎断熱・遮熱効果
熱を伝わりにくくし保温する断熱効果で冷暖房費の節約が期待できます。また、太陽光を反射して輻射熱の発生を抑えます。
◎防音効果
最近では防音効果が優れた塗料があります。塗膜の中に特殊な層をつくり、吸音効果を発揮します。
◎防カビ・防藻効果
カビや藻の発生を抑え、美観を保つ機能性塗料もあります。親水性に優れた塗膜で汚れがつきにくく、付着した汚れも雨水が洗い流してくれます。

一方、外壁を塗装することのデメリットはそれほどなく、定期的な塗り替えによるメンテナンスが必要なのはデメリットとは一概にはいえませんが、費用が安くはないことはデメリットといえるでしょう。とはいえないかもしれません。ただ、費用は安くはないことはいえるでしょう。

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壁の塗り替えに必要となる費用はどのくらい?


内壁・外壁それぞれの塗り替えの費用の目安をご紹介します。

内壁(室内壁)の塗り替え費用の目安

壁1面を塗り替える費用相場は1.5万円程度(10㎡)です。カビが発生している浴室だと、2.5万円以上かかることも。また、家具の移動や足場が必要な場合は追加料金が発生することもあります。

<室内壁塗装の費用相場例>
・居室、廊下等の塗装(100㎡):7万〜12万円
・浴室、台所等の塗装(50㎡):5万〜8万円
・下地パテ処理(100㎡):4万〜8万円

■外壁の塗り替え費用の目安
外壁塗装の工事費用の目安は次のとおりです。
・100㎡(約30坪):60万~100万円
・130㎡(約40坪):80万~130万円
・170㎡(約50坪):100万~160万円
・200㎡(約60坪):120万~200万円
同じ面積で費用の目安に幅があるのは、建物の形状による塗装面積の差、使う塗料、外壁の状況による塗装方法の違い、施工単価などによるものです。まずは見積もりを依頼し納得のいく説明をお願いしましょう。

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まとめ

内壁・外壁ともに、周期的で適切な塗り替えが家を長持ちさせるのに大事なことをご説明しました。また、塗り替えはDIYではなかなか難しいので、まずは信頼できる専門業者のアドバイスを受けられることをおすすめします。ぜひお気軽にナサホームにお声掛けください。お待ちしております。