こんにちは!
ここ数年前までデジカメは写真にできないと思い込んでいた座古です。
今日は『色』の話をしたいと思います。
建築やインテリアと密接な関係の『色』。
特に色が人に与える心理的効果に着目して語りたいと思います。
暮らしの中にはたくさんの『色』があり、その色によって人の心は様々な影響をうけて生活しています。
実際より寒く感じたり暖かく感じたり、食欲を増進させたり抑えたり、心に安らぎや元気をくれたり。
私たちが知らず知らずのうちにこのような色の持つ心理的効果を受けていることを、皆さんはご存知でしょうか。
いくつかご紹介していきましょう。
【赤】
私も大好きな赤色です。
車やノート、ペンは赤と決めています。
赤は暖かさを与え、気力回復に役立ち、食欲増進の効果もあります。
少々刺激的な色ですので、インテリアに取り入れる場合は広範囲ではなくワンポイントに使うことをおすすめします。
また赤は冷え性の方におススメな色です。
カネボウ研究所がおこなった実験によりますと、『同じインテリアの部屋でも赤い照明の部屋に被験者を座らせると、指先の抹消皮膚温が5分以内に2度上がり、血液の流れがよくなり、精神的にはそわそわしたり、イライラして落ち着かなくなる』(日経ウーマン’96年9月号)という結果が出ています。
余談として、マクドナルドの看板や店内に赤が多用されているのは、赤の食欲増進とイライラして落ち着かなくなる効果(店内の回転率を上げる為)を利用していると昔聞いたことがあります。
内装ひとつにしても、なかなか考えられてますね。
【青】
青は鎮静作用の強い寒色の代表色。
水や空のイメージがあるので光によってさわやかにも陰気にもなる色です。
清潔感のイメージから水周りに、心を落ち着け睡眠の状態を整えるので寝室に向く色といえます。
食欲を抑える色でもあるので、ダイエット中の人はブルーのテーブルクロスやブルーの照明などを効果的に利用するのもお薦めです。
【黄】
明るく賑やかなイメージの黄色は、幸福をあらわす色でもあります。
神経を刺激して、集中力を高めたり、テンションを上げる働きを持っています。
はっきりした黄色は時間の流れを早く感じさせてしまう効果や、活動的なイメージから議論を活発にしすぎたりする効果があるので落ち着きたいリビングや応接間のような社交の場には不向きな色です。
黄色い光は交感・副交感神経を刺激するので、注意を喚起しやすく、そのため道路工事や黄色信号などの注意サイレンによく使われます。
熊注意!も黄色ですね。
【橙】
ビタミンカラーのオレンジは、元気を与えてくれる色です。
オレンジには、精神的な緊張を和らげたり、胃腸の働きを活発にしてくれる効果があります。
元気な気分にしてくれる色なので赤よりも強い食欲を増進させる効果があるのでダイニングやキッチンに向いています。
太陽や南国の果実であるオレンジのように明るく開放的で、生きる喜びや楽しみをポジティブに演出する色とも言えます。
ポップな色なので、上品さや高級感を演出したい場所には少々適さないかもしれません。
【ベージュ】
ベージュはナチュラルな印象なので、一番取り入れやすい色かもしれませんね。
飽きのこない色でリラックス効果抜群です。
ベージュ系の色は自然な柔らかさを感じさせるため、落ち着きを演出する場所には欠かせません。
お部屋の中でもカーテンは大きな面積を持つ為ベージュ系の色でカーテンを選ぶと自然に落ち着く空間を作ることが出来ると言えます。
ストレスを解消し、心身に安らぎをもたらす居住空間をお求めならベージュ系を使うと良いと言えます。
【ピンク】
ピンクには、リラックス効果があるので、攻撃的な感情がなくなる効果があります。
そしてピンクは内分泌腺を刺激し、肉体的に若返る効果もあります。
肌のはりもよくなります。
そういや化粧品ってピンクのイメージありますね。
またピンク色は、活力を与える色でもあります。
1日の終わりにはお風呂に入ります。
たいていお風呂に入るときは、すでに疲れています。
そうしたときにピンクに囲まれていることで、疲れを吹き飛ばしてくれる効果があります。
浴槽のピンク色はそういった意味でメーカーさんも採用しているのかもしれませんね。
【ゴールド】
ゴールドは高級感を感じさせる色です。
心を豊かな気持ちにさせ、自分に対して自信を持てるよ
うになります。
アクセントに一部利用すると、高貴な印象になるかもしれません。
見る人が見れば何様やと揶揄されることもあると思いますが、私は有りだと思います。
どうでしたか?
色の色々。
お風呂やキッチン、壁紙などの色を選ぶときに、少し心理的効果も考慮して選ぶのも一興かもしれません。