木のちから
どーも。
この前ゴルフに行った次の日に、鼻水止まらないし体の節々痛いから風邪引いたと思って薬飲んだんですけど、よく考えたら花粉症と筋肉痛だった座古です。
さて、日本の建物といえば木。
木の素晴らしさをいくつかご紹介します。
・調湿作用
・視覚的作用
・触覚的作用
・森林浴作用
が、有名な木の効果です。
特筆すべきは調湿作用と視覚的作用。
多湿の国、日本にはとても適した建築材料といえます。
木は常に呼吸しており、湿気の多い日には湿気を吸収し、乾燥した日には放出して湿度を一定に保とうとする働きがあります。
その力はなんと、柱3本でビール瓶1本分の湿気を吸うと言われています。
電気代のかからない天然の除湿器であり、加湿器のようなものです。
先人の知恵というか、理にかなっていて日本の気候風土にピッタリ適していますね。
もうひとつの視覚作用についても少しお話しします。
木の木目。
美しいと感じることはあれど、不快に感じることはまずありません。
あの木目が実は『自然界によって生み出された心地よいリズム』と言われています。
『規則正しさ』と『不規則さ』が絶妙なバランスで調和されたパターン。
この心地よいリズムが『1/fゆらぎ』といい、人に心地よさをを与えます。
『1/fゆらぎ』は小川のせせらぎや星の瞬き、母親の心音など、人が心地よさを感じるものに共通するゆらぎのリズムとされており、美空ひばりや宇多田ヒカルの歌声も『1/fゆらぎ』だそうです。
なので木目は無意識のうちに人に安らぎと落ち着きを与えるんですね。
そして言わずと知れた森林浴作用のマメ知識も少々。
森林浴は日光浴や海水浴に並び、人の健康にとてもいいとされています。
林から出るフィトンチッドという揮発性物質が癒し効果を発揮しているそうです。
どうでしたか?
木のちから。
和室や林が落ち着くのは、木にそういった効果があるからなんですね。