住宅ローンの審査基準について
こんにちは!大坪です。
おうちの購入を考えだしたら最初に当たる壁、住宅ローン。
「ネットのローンシミュレーションで計算して○○万円借りれるから大丈夫!」
という方もいらっしゃいますが、油断は禁物。
住宅ローンとは住宅購入が目的の借入で、長い年数をかけて低い金利で借りられる分、
いくつものの項目を鑑みて厳しく審査がなされます。
【仮審査】と【本審査】の2回の審査に通過した人しか借りられないのです。
今回は住宅ローンの審査基準についてお話していきます。
1.年収
借りたい金額に対し、ご年収が少ないと中々融資は下りません。
多くの金融機関は【返済比率】という考え方で融資額を決めており、
1年間の年収に対して○○%までに収まっているので××万円貸せる…
という判断の仕方になります。
このパーセンテージは大体35%前後が目安ですが、
金融機関によって異なります。
2.借入時の年齢
金融機関によって異なりますが、75~80歳完済が借入期間の上限になっていることが多いです。
借入スタートの年齢制限も65~70歳までと幅広く設定されていることが多いですが、
お歳を重ねられてからの審査になると
定年退職後の所得や退職金の証明が必要になったり、
年収に対して借り入れできる額が下がったり等、ハードルが一気に上がります。
3.雇用形態
正社員、契約社員、パート、自営業…等々、
働かれ方によって借り入れのしやすさが変わる金融機関があることも事実です。
正社員の方は収入に変動が少ないことが多く、比較的審査に通りやすいですが、
非正規雇用や自営業の方は安定した収入を保証されていると判断されにくい傾向にあります。
ですが、正社員以外の方でもその他の情報によっては申し込みやすい金融機関も多くありますので
お気軽にお問い合わせください!
4.勤務先
やはり勤務先についても上場企業やその子会社、官公庁にお勤めの方は
収入の安定性につながるため、審査に有利なケースが多いです。
ただ、ここだけを見て審査に通る・通らないは決まりませんので、
あまり気にしすぎなくても大丈夫です。
5.勤続年数
かつては勤続3年以上を条件にしている金融機関が多かったのですが、
今は働き方の多様化からか、勤続1年以上でOKな金融機関も増えてきました。
転職して間もない、勤続年数が1年未満の方でも
前職から同業種でのステップアップや有国家資格者であることを証明することで
審査が通ったケースも。
そうではなくても、1年未満の方でも融資可能な金融機関も少ないながらありますので
お困りの方は一度ご相談ください。
6.個人信用情報
過去に何らかの借入をしているか、そこに遅滞はないか等の情報は
すべて【個人信用情報】に記載されており、この内容を見て厳しく返済能力を審査されます。
借入の種類にもよりますが、滞納の履歴には5年以上残るものも。
もし思い当たる節があったり、不安がある場合は自己開示もできるので、
お住まい探しの前に一度確認しておいてもいいかもしれません。
7.その他の借入
審査時に既に借入しているカードローン等があれば必ず申告して審査してもらう必要があります。
カードローンの他にも車のローン、リボ払い、携帯の割賦払い、奨学金等、
気になるものがあれば審査の際にご相談ください。
1.でお話した【返済比率】という考え方では、
既存の借入がある状態の場合、その分を除いた分しか融資されないため、
同じ年収でも借入額は少なくなってしまいます。
8.健康状態
住宅ローンを組む場合、ほとんどの金融機関が
【団体信用生命保険】に加入することを条件にしています。
これはもし住宅ローン返済中に亡くなってしまった場合、
住宅ローンの返済をなしにしてくれる、死亡保険のようなもの。
各金融機関と提携している〈保険会社〉の審査に通ることが団信加入の条件になりますので
病歴や服薬歴がある方は事前にご相談くださいね。
いかがでしたでしょうか?
審査に係る項目の代表的な要素をお伝えしましたが、
この他にも物件について等、色々な角度で審査は行われます。
金融機関によっても住宅ローンの審査基準は様々です。
ナサホームでは不動産購入からリノベーションまでを一社完結でお手伝いしています。
お客様一人ひとりにあった住宅ローンのご提案を得意としております。
ぜひ一度ご相談くださいませ♪