水で発泡する断熱材『 アクアフォーム® 』
投稿日:2022.04.08
本日は、先日施工させて頂きました、木造戸建ての断熱工事をご紹介致します。
昔も現在も、断熱工事と言えば、天井裏・壁内部はグラスウール(ガラス繊維系)、床は硬質ウレタン系の物が支流で使用されている事が一般ですが、最近では吹き付けるタイプの断熱工事が採用される事も増えてきました。
今回ご紹介する水で発泡する断熱材『 アクアフォーム® 』は、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡させる断熱材です。
水を含むポリオールとイソシアネートを混合することで発生する炭酸ガスを発泡剤として使用する、人と地球に優しい硬質ウレタンフォーム素材です。
施工性も簡単で、解体後に専用の機械で吹き付けると、瞬く間に発砲し、高性能断熱材となります。
▼工事最中の風景
【断熱性】
アクアフォームは無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、他の断熱材に比べて優れた断熱性能を発揮します。
※熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので数値が小さいほど断熱性に優れています。
※1 JISA1480 熱性能宣言値及び設計値決定の手順
※2 JISA9526 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
【気密性】
住宅の躯体に直接吹付けて発泡させるアクアフォームの工法は、隙間なく一体化した断熱材構造で、 優れた気密性を発揮します。
【吸音性】
柔軟性に富んだアクアフォームは連続気泡構造で、一般的な独立気泡構造と比較し、 吸音性に優れています。
【各特性】
アクアフォームは、JISA9526 吹付硬質ウレタンフォームA種3に該当します。
その性能は次の通りです。
ご興味のある方は、お気軽にナサホームにご相談くださいませ。