古民家の風合いと梁を活かした改装事例 大和郡山市  

投稿日:2015.10.01

 

こんにちは!
西大寺店です。
今日は、古民家の改築工事を紹介させて頂きます。
今回のリフォームに際し改善ポイントとして、① 基礎を補強して柱の腐れを防ぐ事。

② 低い梁を補強し直して組換え、床の段差を解消し、生活動線を改善する事。

を考慮してプラン計画をしました。

古民家の特徴の一つに、屋内の土間に台所があり梁が低く、そして田の字型の和室が続きます。
床の段差が大きく、現在の生活スタイルに合わなくなってきています。また、外壁面の基礎が独立基礎や、石場建て、長石などが敷かれている事が多く、柱の足元から地面の湿気を吸い上げて、柱の足元が腐り根継ぎして補強しているケースが多く見られます。

今回のお家も、柱の足元が腐り、梁が下がっている箇所や、以前部分的に補強されていた基礎が不十分で、割れて沈下している箇所が見られました。

①Before↓

①Before

1、 建物外周部の基礎補強は家のサポートをして安全に工事!
基礎幅を広くし、土台と添え土台で足元固めをします。
内部基礎は外周基礎完成後に第2工程にしました。土間防湿モルタルで床下の湿気対策をしました。
②基礎↓

②基礎

2、 低い梁をカットし、小屋裏の荷重を受ける丸太を直接柱で補強し、台所への動線を確保。
見せ梁の趣のある仕上げに合わせるため、壁の下地造作も柱が見える真壁(しんかべ)に。
③下地造作↓

③下地造作

3、 既存の柱・梁と新設の柱・梁を色合わせして統一感を出しました。
貫の高さを、垂れ壁の高さに合わせてバランスを重視。
新しい古民家住宅に生まれ変わりました。
④After↓

古民家の風合いと梁を活かした改装事例 大和郡山市 

いかがでしたでしょうか?長文におつきあいいただきまして、ありがとうございました。

以上、古民家の味わいある風情が大好きな三原でした!

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