奈良散策 飛火野~志賀直哉旧居~たかばたけ茶論
こんにちは!CADオペレーターの前田です!
前回正倉院展のことを書いたのですが、そのあとも奈良をぶらぶらしていたので、今回も奈良公園周辺散策のつづきを・・・
大西さんとカブってしまいましたが・・・・
●飛火野(とびひの)。
鹿の群れがお食事中でした。
下を向いたこの姿勢のまま、移動しているのですが、向かっている方向が常に全員そろっているのが不思議でした。
かなり接近もしてみたのですが、私のことなど意に介さぬ様子で、ずーっと無視され続けました。
正面がこうですので、後ろからはこんな感じ。
おしりは毛が白いんですね。
そして自分の後ろを振り向くと、こっちはこっちでこんな感じ(笑)
思い思いの秋を切り取ろうと必死な方々がたくさん。
それぞれのファインダーにどんな景色が映っているのか、覗いてみたかったです。
大西さんも書いているように、地面が鹿のフンだらけの為座ってのんびり。といかないのが少しツライのですが、ずーっと見ていたくなる360度綺麗な景色が広がる飛火野でした。
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●志賀直哉旧居
志賀直哉はこの家に昭和4年46歳のときから9年間住んでいたそうです。
そしてなんと、この家は志賀直哉自身が設計した家なのだそうです。
(もらったパンフレットの平面図を数えてみたら、13LDKありました)
2~3年前に一度訪れたことがあったのですが、平成21年に改修工事が行われ全面公開となったそうで、前回見ることができなかった部分を今回見ることができました。
特に印象に残ったのは、2階の窓からの景色です。(2階は前回見ることができませんでした)
写真がイマイチなので伝わりにくいのですが・・・
このブログを書くにあたって、志賀直哉旧居のHPも見てみたのですが、そこに志賀直哉が随筆の最後に
「兎に角、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建築も美しい。 そして二つが互いに溶けあってゐる点は他に比を見ないと云って差支えない。
今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名畫の殘欠が美しいやうに美しい。 御蓋山の紅葉は霜の降りやうで毎年同じやうには行かないが、よく紅葉した年は非常に美しい。 5月の藤。 それから夏の雨後春日山の樹々の間から湧く雲。これらはいつ迄も、奈良を憶う種となるだろう。」
と書いている。とあって
御蓋山(みかさやま)とは、別称春日山のことだそうで、この文章はあの2階からの景色だったのじゃないかな。と思いました。
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●たかばたけ茶論(サロン)
志賀直哉旧居のすぐそばのカフェです。
こちらも志賀直哉邸と同じく、2~3年ぶりに訪れました。
庭の野外テーブル席も、開放感があっていいのですが、
夜に近づき暗くなっていたので今回は室内席へ。
室内もとてもすてきでした。
以上、またさらに奈良が好きになった秋の一日でした~♪