”枯木鳴鵙図”
千里店 検査の中村です。
五月晴れの日がつづき 今が一年で最も快適な季節ですね。
こんなときは ぶらっと出かけてみたいものです。
新緑の中の散策も捨てがたいですが ときには静かで落ち着いた空間を
訪れるのもいいですね。
当社の 「泉ヶ丘店」 があります泉北丘陵の近場に
あまり知れれていない隠れ家的ないい雰囲気の美術館があります。
” 久保惣記念美術館 ”
ここは 京都や神戸の有名美術館みたいな派手な催しがありません ・・・・・ が ・・・・・
私好みの落ち着いた和の佇まいは鑑賞の場にふさわしく 日本庭園や茶室を
散策しながらゆったりとした時間が流れていきます。
他に 音楽ホール ラウンジ カフェ 創作教室 が併設されています。
ここの美術品は 日本 中国を主体とした東洋古美術が中心ですが
新館には 印象派の モネ ルノワール ゴッホ ・・・・・ などの
西洋絵画や彫刻の展示されています。
私の好みの作品は 『 枯木鳴鵙図 』 ( こぼくめいげきず )
この水墨画は 剣の道を志して 生涯一度も負けなし と言われた
「 宮本武蔵 」 の作です。
武蔵は剣豪としては超一流ですが 書画にも造詣が深かった様です。
荒涼とした草むらから鋭く上へと伸びた1本の枯木。
枝の先には1羽の鵙(もず)が佇んでいます。
その堂々たる威風 鋭いくちばし そして覚めた目。
高みから全てを見下しているかのようです。 ・・・・・・ と書物に書いていました。
なかなか難解ではあるが 興味をそそられる水墨画ですね。
作品の大きさも結構大きく 高さ6尺以上もあり迫力満点です。
以前に TV 「美の巨人たち」 ”最強の剣豪が絵に託した思いとは” で紹介されていました。
この 「枯木鳴鵙図」 は常設展示ではなく 期間を限った特別展示になっています。
今年は 4/7 ~ 5/26 まで特別展示しています。
今度の休日に出かけられてはどうでしょう。